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   新タイトル模索中…(新・北海道田園生活)
   新宿から移り住んだ札幌近郊での様々な出来事のブログの続編だったのですが、それも2007年10月に引き上げたので4年で終わりとなりました。次の住処が決まるまでタイトルも決められない「流浪のブログ」となります。
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ワケあって2007年秋まで北海道でのんびりと暮らすことになりました。客観的に見た北海道の話題と、家庭菜園や料理などの個人的な興味、さらにテレビやネットについて気になってることなどをテキトーにアップして

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 マニラ最終日、コンビーフサンドを持ってマカオへ
knormeaty

 ついにマニラを離れる日がやってきました。

マカオへのフライトは夜ですから時間はあったのですが、映画を観に行くほどの時間もお金も残っていませんでした。それで近くのジープニー工場に行ってみようかと考えたのですが、乗り換えが面倒でしたので今日は宿でのんびり過ごすことにしました。午前中にシャワーを浴びて荷物をバッグに詰め込み、ブログのアップやマカオの情報収集などを済ませておきました。それから宿のご主人たちとお昼ごはんをいただきながら今晩の機内で食べるものの話になりました。

私は適当に空港近くの店で何かを買っていこうと考えていたのですが、宿のご主人が「いつも自分たちはコンビーフのサンドを作って行くんだけど、材料を買ってきたら作ってあげる」という有難い提案がありましたので甘えちゃうことにしました。それで宿の自転車をお借りして近所のスーパーまでコーンビーフの缶を買いに行ったのですが、小さなサイズのものが15ペソ(約30円)ほどでした。他にはクノールの調味料とチーズパウダーなるものを買ってみたのですが、3点で50ペソ(約100円)ほどでした。マニラが旅行の最後だったらいろいろと購入してみたいものはあったのですが、残念ながらそれは次回以降にすることとなりました。



slurpee20peso

 夕方に宿の皆さんと番犬に別れを告げて門を出ました。

いつものようにジープニーでバクララン方面に出かけたのですが、今日は終点ではなく途中のターミナル3への曲がり角で降ろしてもらいました。そこからはまたジープニーで7ペソ(約14円)で行くことができるのですが、時間に余裕もありましたし空港周辺の雰囲気も見ておきたかったので歩くことにしました。マニラ空港はターミナル3が完成したばかりですが、バクラランの駅からも歩いて行けるような立地は近い将来に再開発されることも充分にあり得ますので、空港周辺がどんな感じなのか知っておきたかったのです。

2.5kmほどの距離をゆっくり歩いて20分ほどで空港のターミナルが見えてきたのですが、その手前にコンビニがありましたので重くて邪魔なコインを使ってしまうことにしました。このスラーピーのミディアムサイズは20ペソ(約40円)と少し高かったのですが、炎天下を歩いた後でしたので格別の味でした。まだコインが余っていたのでパン屋で5ペソ(約10円)の菓子パンを3個買ったら、財布の中のフィリピンマネーはちょうど50ペソ札(約100円)1枚になりました。



naia

 空港には名前の由来となった人物像がありました。

腐敗しきっていたマルコス政権に果敢に挑んだ将来を期待されていた人物だったようですが、空港でフィリピン軍兵士により射殺されてしまったのです。アメリカではJ・F・ケネディ氏が、フィリピンではアキノ氏が生きていたならそれぞれの国の将来はずいぶんと変わっていたことでしょう。歴史に「もしも」は無いのですが、もしアキノ氏が存命だったとすればフィリピンはこれほど他のアジアの国に遅れを取ることはなかったのではないでしょうか。

もちろんフィリピンにもマカティ地区など高層ビル群が建ち並ぶエリアはあるのですが、国内に将来性がある産業が見当たらないのです。フィリピン国民はアメリカ志向が強く、他のアジア諸国より英語能力が高いことを唯一の誇りとしているようですが、近い将来にはPCや携帯端末を使っての自動翻訳が普及するでしょうからサミシイ思いをすることになると思います。日本製の中古のエンジンを輸入してジープニーを作っていても、そんなのはフィリピン以外の国に輸出できるわけではありません。アキノ氏だったらそのことを理解して、付加価値の高い産品を作ることができるように人材の育成などに尽力したのではと想像すると残念でなりませんよ。



kenkousauna

 早めに行ったのでチェックインはスムーズでした。

ターミナル3はまだ発着便が少ないためか、あちこちが工事中で見るものもありませんでした。国際空港なのに無線LANも無いということでしたので、早めに出国して中でのんびりすることにしました。エプロン内を歩き回っていたら寿司のファストフード店の裏に日本語が書かれたマッサージ店を見かけました。

「健康サウナ」という名前のようですが、サービス内容はマッサージのみでした。料金は45分間で600ペソで、USドルなら15ドル、そして日本円なら1600円と最新の為替相場を無視したものでした。まあこんな店を利用する日本人にとってみたら「誤差の範疇」なのかもしれませんが、せめて米ドルと等価に改定してもらいたいものですよ。(笑)



juliesbakeshop

 飛行機は定刻にマニラを発ちました。

マカオ行きは大阪便と違って7割ほどの席が埋まっているようでしたが、日本人は私1人のようでした。窓側のシートをリクエストしましたのでマニラの夜景を楽しむことができたのですが、すぐに海上に出たみたいで窓の外は真っ暗になってしまいました。

「SMILE」という機内誌は広告ばかりで面白くありませんでしたし、映画をやるわけでもないので宿で作っていただいたコンビーフサンドをいただくことにしました。このパンは宿の近くで11ペソ(約22円)で購入したものですが、値段のわりには美味しくて満足しました。宿のご主人は「もう1本パンを買ってきて2本食べてみたら」と勧めてくれましたが、これだけの大きさですので充分でした。ちなみに右の黄色い袋がチーズパウダーですが、なんとも微妙な味でしたよ。



macauairport

 マカオ空港に着いたら滑走路が濡れていました。

飛行機はターミナルの近くに停まり、そこから大昔のようにタラップを降りて歩いてターミナルへ向かうようになっていたのですが、驚いたことに空港とつながってるエアポートホテルの屋上に観覧車がありました。私はあちこちの飛行場を利用していますが、観覧車が見える空港は初めてでした。おそらく屋上からは空港内の飛行機も、そして橋を渡った埋立地に建てられたカジノ群が良く見えるはずですから良いアイデアではあると思いましたが。ちょっと乗ってみたい気になりましたが、ここはフィリピンとは物価が違うはずですから無理と判断してあきらめることにしました。

いつも香港の空港を利用していましたのでマカオの空港を利用するのは初めてなのですが、かなりコンパクトな造りで不要に歩かされることが無いのには好感が持てました。しかし観光地のくせに空港内に無料の無線LANが無いのです。一応CTMというマカオの電話会社が10分間だけの無料トライアルを行っていましたが、10分なんてアッという間ですからね。今後もノートPCなどのネット端末を持ち歩く観光客は増えるはずですからなんとかしてほしいものですよ。



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(2009/03/05(木) 22:54)

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