新タイトル模索中…(新・北海道田園生活)
   新宿から移り住んだ札幌近郊での様々な出来事のブログの続編だったのですが、それも2007年10月に引き上げたので4年で終わりとなりました。次の住処が決まるまでタイトルも決められない「流浪のブログ」となります。
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ワケあって2007年秋まで北海道でのんびりと暮らすことになりました。客観的に見た北海道の話題と、家庭菜園や料理などの個人的な興味、さらにテレビやネットについて気になってることなどをテキトーにアップして

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 サンチャゴ最後のランチは豪華にイタリア風で…?
lunch31082009

 ついにサンチャゴも最終日になってしまいました。

今日もいつもの安食堂かなと思っていたら、サンチャゴの知人が「最近リニューアルした店があるらしいけど…」とホテルの1階のレストランのチラシを見せてくれました。もし高いようなら止めることにしようと話しながら歩いて、到着してみたらインテリアは高級そうでしたが、学食みたいにトレイを持ってその日の献立の中から好きなものを選ぶというカジュアルなセルフサービスの店でした。スープと飲み物とメインで2200ペソ(約390円)と安くはありませんでしたが、店内にはWIFIもありましたので試してみることにしました。

知人はサーモンを、私は野菜のキッシュ風のものを選んでみたのですが、見た目は悪くなかったのですが味は学食並みでした。また見た目は高級そうな店なのに飲み物もコーラやスプライトなどの炭酸飲料しか選ぶことができませんでした。コーヒーか、最低でもガス入りのミネラルウォーターくらいは選択肢として用意しておいてもらいたかったですよ。またテーブルの上にはオリーブオイルとビネガーのラックが置いてあったのですが、その両側にはなぜか2本とも塩が入れてあったのです。普通は片方が塩だったら、もう片方はペッパーだと思うのですけどね。



coilheater

 大工道具店ではコイルヒーターを売っていました。

旅行中に宿の部屋でこいつをカップの中に入れてお湯を沸かしている便利な道具なのですが、次第に売ってる国が少なくなってきているのです。それというのもコレをコンセントに差し込んだまま忘れてしまい、火事になったりするケースがあるらしく、ある水準まで経済成長してくると政府が販売を禁止するという話がありました。あるいはポット型が全盛になって売れなくなって売れなくなって、販売店が売り場に置かなくなるということもあるのでしょうが。

トルコのイスタンブールで探した時には見つけることができませんでしたので、銅バブルのチリでも消え去ってるものだと予想していたのですが、生き残っていてくれましたので嬉しかったですよ。値段は小さいものが1個だと500ペソ(約90円)で、何個か買えば360ペソ(約65円)に値引きされるようでした。低所得者しか買わない商品でしょうから、さすがに安いですよね。



cafebrujas

 郊外の街角でこんなカフェを見かけました。

バスを待ってる時にこの店は目の前にあったのですが、高校生なども乗り降りする場所でしたから、この絵が描かれた時には近所の奥様方から顰蹙を買ったのではないでしょうか。おそらく近所でも有名な変わり者の店主が自ら筆を握って仕上げた労作だと思うのですが、その情熱がこもっているためなのか、落書きが多い地区なのに扉にしか書かれていないのです。

テレビを見ていたらちょっと遅れ気味のヒップホップ系の音楽をやってるグループがたくさんあるようでしたが、街でスケートボードをやってるのは未だに見たことはありません。サンチャゴは大都市ですからどこかの郊外に溜まり場があるのかもしれませんが、ビーニャでもまったく見かけませんでしたので盛んではないのかもしれませんね。



newhospital

 カフェの近くでモダンな病院が建設中でした。

ラス・レハスのメトロの駅も目の前にありましたし、ビーニャ方面へのバスが走るリベルタドール・ベルナルド・オヒキンズという大きな通りに面していてバスも頻繁に運行されていますので、病院の立地としては悪くないのでしょう。それに近いうちにメトロのグリーンラインが西に延伸するようですから、そのことも計画段階から考慮に入れてあるのかもしれません。ガラス張りの清潔感があるデザインでしたが、照明を工夫してあるためか温かみを感じることができましたので、気弱になりがちな病人にとって悪くないんじゃないかなと思います。

社会主義のキューバは別格として、チリはカリブ海諸国を含めた南北アメリカのエリアの中では福祉や医療の水準が高いようなのです。もちろん最先端医療の分野では北米やブラジルなどの大国が群を抜いているのえしょうが、庶民が普通の病気で診察や治療を受けたり入院したりするという場合には、僻地医療が崩壊しつつある日本よりマシなんじゃないかなと思えるのです。それは長く続いたピノチェトの軍政の後に左派の社民的な政権が続いたのと、銅バブルで政府に自由に使うことができる金が潤沢にあるかららしいのですが、次の選挙やバブル崩壊などあるようなら構造が変化するかもしれません。大サンチャゴ圏では日本やイタリアのように少子高齢化が進みつつあるようですが、猶予期間はもう少しありそうですから日本を反面教師にして改善していただきたいものですよ。




yukiohatoyama

 この人が新しい「日本の顔」に決まってしまいました。

私の予想は「みんなの党」が結成された頃に小池百合子や石原の息子あたりが別の新党を立ち上げて若年層の浮動票を拾い集めて、それといくつかの党が連合を組んで政権を取るというものだったのですが、今回は「まずは短命に終わるはずの鳩山にやらせて、金持ちの世襲議員じゃダメなことを知らしめて、その後に新鮮さをアピールしてやろう…」といった戦略を決めたのかもしれませんね。

チリのニュースでも少しだけ鳩山が勝ったことは報道されていたようですが、私は世襲議員が大嫌いな上に、この人の奥さんが生理的に嫌いなので海外にいて正解だったと思います。おそらく日本のメディアでは「初の宝塚出身のファーストレディ」として持ち上げることになるのでしょうが、そのシーンを受動的に見ることがないことは嬉しいですよ。できれば私が帰国するまでに消え去っていてほしいのですが、さすがにそれほどは短命じゃないですよね。でも願わくば最短記録を更新していただきたいものです。(笑)



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(2009/08/31(月) 23:59)

 サンチャゴの大衆的なベガ市場の近くで暮らせば…
limones500peso

 月末の日曜のベガ市場はえらく混雑していました。

もうそろそろチリの滞在も終わりですから、土産になりそうなものを市場で探そうと思って午前中に出かけたのです。ベガ市場は昔のパリのレアール市場のように都心にありながら大衆的な雰囲気を持っていて、野菜や果物、肉類や魚介類など胃袋に入るものなら何でも安く売っていますので、買い物客があちこちから集まってくるのです。

数日前に近くの屋台で洋ナシを1kg500ペソ(約90円)で購入して安いなと感じていたのですが、ベガ市場なら同じ金額でレモンを1袋購入することができるようでした。1袋といっても日本のように3個入りじゃなく、どうやって持って帰るかを悩むほどの大袋入りのヤツなのです。市場ではキロ単位じゃなく10キロ単位で購入する人も珍しくなく、そういった「市場の達人」たちはキャスターが付いたバッグを器用に操って人ごみの中をすり抜けていきますので感心してしまいます。



ichibanoinu

 そんな市場の喧騒とは無縁な動物を見ました。

市場では売り物にならなくなった古い野菜や果物は路上に捨てられて、店仕舞いした後にまとめて清掃されるのですが、そんな野菜を枕代わりにして熟睡している犬を見て笑ってしまいました。2005年には同じベガ市場で大きなイモが入った袋の上で寝ている猫の画像をアップしましたが、市場には食料がたくさんあるためか、猫や犬がたくさん住んでいるのです。

サンチャゴの動物は人間に対して警戒心を持っていないようですから驚いてしまうのですが、そのことは動物を邪険に扱うような性格に問題がある人がいないことを証明しているのでしょう。サンチャゴは大都市なのに動物を虐待したりする性格が歪んだ人間が少ないということなのでしょうが、バブルが崩壊して景気が悪くなれば動物に八つ当たりするような人間が増えるかもしれません。逆に好景気が続けばベガ市場の再開発の話が進んでしまい、動物たちも市場の店主たちと共に追い出されてしまうかもです。いつまでもこのような光景を見ることができる平和な市場であって欲しいものですが…



erizo650peso

 中央市場には魚介類が豊富に売られています。

似たような経路でチリ全土からの海産物がビーニャの市場にも運ばれるはずなのですが、サンチャゴの方が人口が多いので種類や量が豊富なようでした。ビーニャでは売り切れていたウニもたくさん並んでいましたので、味見用に1個800ペソ(約142円)の大きめのヤツを2個購入してみることにしました。

すぐに食べることができるようにカットしてくれと頼んだら、店主は日本語で「ウニ!」と叫んでカウンターの中のお兄さんに手渡していました。これまで数千個のウニの殻を割ってきたのか、器用な手つきで包丁で叩いて切れ目を入れてオレンジ色の美味しそうなヤツを袋に入れてくれました。味は日本のヤツに比べると甘味が少なくてサッパリ系でしたが、それはウニがエサにしている海草の種類の差なのかもしれません。または季節によっても味が違うのかもしれませんが、そのあたりはまた次回に追求したいものです。



fujitubo1500peso

 ようやく巨大フジツボを味見することができました。

初めてチリに来た時にバルパライソの市場で見かけてはいたのですが、これまで一度も口にする機会が無かったのです。巨大フジツボは日本でも青森あたりでは食べられているということですが、けっこうな値段だということでしたのでチリで試そうと2005年に来た時も考えていたのです。しかし巨大フジツボは冬の味覚のようでしたので、この機会を逃してはいけないと思って1kg1000ペソ(約180円)のヤツを1,50kg購入してみたのです。

それをある家の台所をお借りして、大鍋で塩茹でしてからいただいたのですが、これだけの大きさなのに食べることができる部分はわずかでした。穴から少しだけ見えているカニの爪みたいな部分を引っ張り出すとごくわずかに食べることができる柔らかな部位がくっついているのですが、カニとホヤの中間といった感じの味で辛口の日本酒に合いそうでした。大きさや手間の割には食べる部分が少な過ぎますし、フライなど他の調理法も難しいのでしょうが、まったくの初体験の食材を試すことができましたので満足でした。



bicentenario2010

 9月18日はチリの独立記念日だそうです。

そのためにあちこちでチリの国旗をデザインしたものを売ってるのを見かけるのですが、このモネダ宮の前にあった「BICENTENARIO」のサインは来年の2010年の9月18日に建国200年を迎えるということを意味しているそうです。アメリカでの建国200年祭の時にもいろんなイベントがありましたが、来年の今頃にチリのバブルが崩壊していなければ、こちらでも花火やパレードなどやりそうな気配です。

「BICENTENARIO 2010」の公式ウェブサイトを見ても、今のところは具体的なイベントの情報はアップされていないようですが、バンクーバーの冬季オリンピックや上海万博、遅くても南アでのワールドカップの時期あたりには詳細が決まっていることでしょう。その頃には私はどこの国にいるかは決まっていませんが、ネットはどこでもアクセスできますから、情報収集をして面白くなりそうならチリ人たちと一緒に建国200年祭を祝うことになるかもしれません。



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(2009/08/31(月) 03:30)

 なぜかサンチャゴで大ブームのTIKITAKAの仕掛け人は…?
tikitaka

 サンチャゴは今日も良い天気でした。

午前中からヤボ用で中央駅の近くの問屋街に出かけたのですが、独立記念日前の土曜日ということもあって買い物客で大賑わいでした。普通の店からキオスク的な小屋の店、そして路上に布を敷いただけのゲリラ的な物売りまで、どこも繁盛しているようでした。その路上販売で最近になってやたらと見かけるのがTIKITAKAという単純な玩具なのです。

2つのプラスチックの玉にヒモが付いていて、それを上下に揺すってぶつけてカチカチと音を鳴らす昭和の高度成長期に流行したアメリカン・クラッカーでしたが、それがなぜか2009年のサンチャゴで大ブームとなっているのです。街を歩いているとあちこちからカチカチという音が聞こえてくるのですが、なぜそんなに流行っているのか不思議なのです。値段は500ペソ(約90円)と手頃なのですが、このブームの仕掛け人の所には小銭が集まり笑いが止まらないことでしょう。



lunch29082009

 ランチは先週も試した中華料理店に行きました。

前回は7種類ほどあるランチメニューからモンゴリアーノという牛肉とネギを炒めた料理を選んだのですが、今回はディエンテ・デ・ドラゴンという豚肉ともやしを炒めたものにしてみました。このように大きめの皿に炒飯と一緒に盛られたものが1700ペソ(約300円)と安くはなかったのですが、もやしはこちらのスーパーではけっこうな値段で売られている食材ですから割高感はありませんでした。

中華料理店はほぼ満席でしたし、そのことが証明しているように味も良かったのですが、チリ滞在も2週間になりますので、そろそろ違う刺激が欲しくなってきました。今回は残りの日数と新型インフルエンザの罹患者数を考慮してアルゼンチンのブエノスアイレスには行かないことにしたのですが、久しぶりのパラグアイやブラジルで面白い食材に出会えるんじゃないかなと期待しているところなのです。



chileame270

 これは近くの店のショーウィンドーで見かけた飴です。

右側のヤツはヨーロッパでも見かけることがある伝統的な飴ですが、左側のヤツは日本の金太郎飴と同じ行程で作られるものなのでしょう。職人の技量不足なのか歪な花柄模様になっていましたが、他の南米諸国では手間のかかる作業ができないかもですから、チリ人の勤勉性を表しているんじゃないかなと思いました。

これらは100gが270ペソ(約48円)と高くは無いのですが、湿度が高い日本に持って帰るとべとべとにくっついてしまいそうですから土産には不向きでしょう。それに食べたら舌に色が残りそうな人工着色料が入ってる食品ですから、日本製のジャンクフードが好きな人にだって敬遠されちゃうでしょうし。



chilewoodcraft

 これもその近くで見かけた木製の小物です。

チリらしく雪山と赤い屋根の小屋、そして丸太や斧がモチーフになっている素朴な風合いの置物でしたが、フックが2つ付いていますので玄関先にでも置いてキーホルダーをかけたりするのに使うのでしょう。これも東京の友人にお土産として渡したら迷惑がられてしまいそうな雑貨ですが、私自身は嫌いなタイプではありません。

木製ですから軽いのでしょうが、嵩張るので買う気にはなれませんので店内に入って値段を聞くことはしませんでしたが、物価が上がってるチリですから2000?3000ペソくらいしてしまうのでしょう。それにもしかしたらチリ製では無くて、人件費の安いボリビアあたりで作られているものかもしれませんしね。(笑)



michaeljackson09

 これは8月29日のチリ版のグーグルのロゴです。

時差の関係で日本版のグーグルは総選挙をモチーフにしたロゴでしたが、こちらではマイケル・ジャクソンの51歳の誕生日にスポットライトが当てられていました。まあマイケルはチリとは無関係でしょうから、他の欧米諸国も共通のデザインだったのかもしれませんが、グーグルのロゴはいつもタイムリーなデザインですから面白いですよね。

しかしアメリカではマイケル他殺説が決定したようですから、まだまだワイドショーの製作サイドはネタに困ることは無さそうですね。日本のマスコミも29日までは選挙に関する報道ばかりだったのでしょうが、通常モードに戻ったらマイケルのネタで15?20分ほど間を繋ぐのでしょう。CXの「とくダネ!」で小倉さんがマイケル他殺説についてどういったコメントをするのか聞いてみたくなりましたよ。(笑)



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(2009/08/29(土) 23:59)

 サンチャゴで久しぶりに日本料理的なものを…
lunch28082009

 本日も晴天でまたもや夏日になってしまいました。

夏に出発したもので薄いジャケットしか持っていなかったので寒くないのは好都合なのですが、真冬なのに札幌の夏並みに暑いとちょっと心配になってしまいます。なんとなくアンデスも先日より白い部分の面積が減っているような感じがしましたし、このまま春になったら12月にはサンタの衣装を着たアルバイトの学生が続々と倒れてしまうんじゃないかなと要らぬ想像をしてしまいました。(笑)

私がチリに入国してもうすぐ2週間になるのですが、サンチャゴ在住の知人から「今日のランチは知り合いの店で和食でも…」という提案がありましたので、メトロに乗って新市街方面に出かけました。片言の日本語を話すチリ娘が巻き寿司を作っているカウンターに座って3200ペソの「本日の定食」をいただいたのですが、味は悪く無かったのですが見た目が私の日本料理の概念とは少し違っていました。

チップを300ペソ置いたので日本円にしてみると625円ほどでしたので許容範囲でしたが、普段に食べてる安食堂の3倍でしたから複雑な気分でした。来週から訪問する予定のブラジルでは日系人が多いので美味しい日本料理を食べることができるのですが、物価がサンチャゴより高いはずですから、少しくらい変な和食でもここで食べておいて正解だったかもです。しかし寿司を巻いていたチリ娘はエビの背わたを取っていませんでしたので、この店では巻き寿司は注文しないようにしようと心の中で思ってしまいました。



bustadanoriboushi

 食後に乗ったバスに検札の係員が回ってきました。
 
チリ在住の知人も初めて見たということでしたが、かなり珍しいことだということです。サンチャゴの市バスは2両編成であってもワンマンバスなので、ただ乗りしようと思えばいくらでもできるのです。このバスに乗る時でも目の前の女性が堂々と車内の自動改札機の下をくぐって乗り込んでいましたが、1?2割くらいの乗客はバス代を払っていないんじゃないかなと思います。

この検札のおじさんは警官と一緒に乗り込んできましたので厳しく取り締まるのかと思いきや、実にソフトな対応でした。検札の間はバスが止まっていてドアは開けたままでしたので、ただ乗りしてる連中はバスを降りていたのですが、検札の人はそれを黙認している感じでした。公共交通機関にICカードが導入された時にただ乗りを厳しく追及したバスの運転手が逆ギレした客に殴られるという傷害事件が起きたそうですが、そういった事件が再発しないようにサンチャゴでは罰則が無い緩やかな取り締まりになっているみたいなのです。それは大統領選挙が終わるまでのことかもしれませんが…



bicicletaspubricas

 新市街でこんなレンタル自転車を見かけました。
 
「Bicicletas Publicas」というサインがありましたので検索してみたら、公式のウェブサイトがすぐに見つかりました。新市街のプロビデンシア地区だけがやってる新しい登録制のサービスのようですが、バーへの固定の仕方などを見るとパリのべリブでは無くて、同じスペイン語圏のバルセロナのシステムをマネしたようです。

つい最近、日本でも札幌で似たようなレンタル自転車の社会実験が始まったようですが、旅行者でも1日単位で借りられるように工夫してもらいたいものです。タイのバンコクやメキシコシティではパスポートだけで無料で借りることができましたが、観光客のリピーターを増やすためにはそれくらい政府や自治体の負担で行うべきだと思います。「なぜ観光客の分を地元の市民や国民の負担で賄うのか?」といったセコい意見もあると思うのですが、市民は登録制で観光客はパスポート提示ということであれば別に観光客向けに新たに自転車を購入する必要はありませんし、無料で違った視点で市内観光を楽しむことができた観光客はリピーターになる確率が高く、そうなれば落とす費用も増えるわけですから結局は税収のアップにつながるはずと私は思うのですが。



costaneracenter

 これはコスタネラセンターの工事現場です。

2005年末はデカいブルトーザーが空き地の地下を掘り下げている基礎工事の段階でしたが、もう低層階のコンクリートはすべて打ち終えているところで完成は来年くらいかなといった感じでした。「JUMBO」などのお馴染みの店が入るということは知っていたのですが、このCGの完成予定図を見て驚いてしまいました。なんとここに著名な建築家のシーザー・ぺリ氏による南米でいちばん高い高層ビルが建つということらしいのです。

「コスタネラセンター」で検索してみたら日本語のページはほとんど無かったのですが、「costaneracenter」で検索したらウィキペディアや公式のウェブサイトを含めてたくさんヒットしました。それらを見てみたら、チリの著名な企業グループオーナーのプルマンさんはどうやらサンチャゴにもバブリーな六本木ヒルズみたいなものを作るつもりのようでした。アメリカ大使館に近いためなのか、あるいは日本と同じ地震国のためなのか高層タワーの建設が止まったという噂もありましたが、今後の成り行きが楽しみです。余談ですが、南半球でいちばんの高層タワーはオーストラリアのゴールドコーストにあるそうです。オリンピックバブルの頃に建設されたのでしょう。



casaandideas

 これは南米のイケアといった感じの店です。

このチェーン店は2005年にもあったかもしれませんが、チリ国内に20店舗ほど、そしてペルーにも5店舗ほど進出している都市生活者向けの生活用品の大型店なのです。サンチャゴには経済成長と共に環状道路沿いに次々とショッピングモールが建設されているのですが、この店もその流れに乗って店舗網を拡大してゆき、その売り上げや信用を元に銀行から新たな融資を受けて地方都市まで支店を増やしていったようなのです。

まだ南北アメリカにはイケアはアメリカとカナダにしか店はありませんので、南から支店網を広げるこの「Casa&Ideas」と近い将来にどこかの国で正面衝突する日がくるのかもしれません。そのラインが偶然に赤道のエクアドルだったり、パナマの運河だったりすると面白いですよね。(笑)



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(2009/08/28(金) 23:59)

 真冬なのに夏日となったサンチャゴの午後の光景
usuginohito

 今朝のサンチャゴの天気は良過ぎるくらいでした。

盆地ということもあって気温はぐんぐん上昇して、お昼過ぎには真冬のはずなのに夏日になってしまいました。それで街のあちこちで半袖姿を見ることができたのですが、この肩にタトゥーを入れたお姉さんは自己顕示欲が強いためか本日いちばんの露出度の高さでした。

この陽気のせいでアンデスの雪も解け始めているようで、スキー場の経営者は今頃は神様に祈っているのかもしれません。サンチャゴ在住の知人によりますと、このまま春になることは無く、もう一度か二度は寒くなって風邪をひいちゃう人が増えるそうです。バルパライソで新型インフルエンザが七面鳥に感染したという怖いニュースがありましたが、大騒ぎになって国境が閉鎖されてしまう前にブラジル方面に移動した方が良さそうですね。



lunch27082009

 ランチはいつものレストランに行きました。

1400ペソ(約250円)の3種類のランチメニューの中から1品を選ぶのですが、最近は魚介類が多かったので肉料理のエスカロップにしてみました。少し肉が固かったのが残念でしたが、それなりに美味しくいただくことができました。欲を言わせてもらえればエスカロップやパスタは熱々のものをお願いしたいところでしたが、全体的に物価が高騰しているサンチャゴで1400ペソの価格を維持しているのを褒めてあげるべきかもですね。

食後にヤボ用で郊外のホームセンターに出かけたのですが、そこから見えるアンデスの山々は先週と違っていました。低い部分の雪が解けて山肌が露出していたのですが、仮にもう一度気温が低下したとしても、その時に雨雲がやってこないと山でも雪は降らないでしょう。私は今回はスキーをやる時間もお金も無いので無関係ですが、ウィンタースポーツをやるためにチリに来た人は恨めしい顔で天を仰いでいることでしょう。



plazadearmaspostcard

 知人から昔のポストカードをお借りしました。

昔からサンチャゴの中心だったアルマス広場の1920年頃は路面電車が走っていたようですが、今とはずいぶんと雰囲気が違うものですね。教会や博物館のビルなどは当時と変わらないものの、広場に面してカーテンウォールの高層ビルが建設されるなど、サンチャゴのセントロは時代と共に変化し続けているようです。

世界的に軌道敷の公共交通機関が見直されている時代ですので、観光客を増やすためにもサンチャゴで路面電車を復活させるなんてことを考えてみても良いのかもしれません。メトロとの重複を避けるために地下のラインとは違うインナーサークル的なものにして、5分間隔ほどで一方方向にぐるぐると回るようにすれば面白いと思います。観光客向けには美術館や博物館の共通入場券とセットにしたお得な乗り放題パスを用意してあげるとリピーターを増やすことができるかもですよ。



kouhosha1

 チリでも大統領選挙が話題になってきました。

2006月の1月の決選投票で南米初の女性首相となったバチェレの国内での評判はまあまあのようなのですが、軍事政権後の左派勢力は日本の自民党のように長く続き過ぎたので交代の時期を迎えてるらしいのです。聞いた話によりますと、左派と右派の候補者を支持してる割合はどちらも過半数には達していないようで、勝敗はこれからの終盤戦にかかっているようなのですが、最近は日系を先祖に持つ第3の候補のエンリケ・オミナミ氏が追い上げてきたそうなのです。

まだ39歳とずば抜けて若くて、このように容姿も悪くないですし、父親は大臣経験者ということですから欧米の大学に留学経験もありそうです。奥さんはテレビ局の人気キャスターということですが、それもプラスに働きそうですね。彼がどういった公約を掲げているのかはサッパリわかりませんが、日本と同じように政治に興味が無い若い女性が彼に投票したりするんじゃないでしょうか。でもチリ人は長い軍政でツラい思いをしたので政治に対する意識は高そうですから、今回の選挙で政治経験が少ない彼が当選するようなことは無いんじゃないかなと思います。チリは1期4年限りですから、今回は顔見せ程度に考えていて次の次あたりを狙っているんじゃないでしょうか。



kouhosha2

 夕方にアルマス広場で群集が音楽を演奏していました。

9月の独立記念日の前倒しの企画か何かかなと近くまで行ってみたら、身なりが抜群に良い紳士がこのフレイ候補の公約が書かれた紙を配っていました。つまり楽しそうな音楽で興味を引いての選挙運動だったのですが、楽団が練り歩く様はハルメンの笛吹きのようでしたよ。

この候補者の公約も私の語学力では理解不能なのですが、この「VAMOS A VIVIR MEJOR」というキャッチフレーズはなんとかわかりました。候補者の笑顔と矢印の上向き加減が微妙ですが、チリの経済成長が微妙な時期ですので、わざと両方を控えめにしているのかもしれません。もう1人の野党のビニェラ候補についても公正を期すために近いうちに紹介しようと思っています。私のブログがチリの選挙結果に影響を与えることはありませんから単なる自己満足ですが…(笑)



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(2009/08/27(木) 23:59)

 ビーニャ最後のランチはもちろんマリスコスでした
lunch26082009

 ビーニャ最終日にも魚市場に行ってみました。

朝食とシャワーの後で宿の旅行者と一緒に魚市場に10時過ぎに歩いて行ってみたら、早朝の漁から戻った船が魚を網から外しているところで独特の活気がありました。残念ながら私のお目当てのウニやフジツボ、サーモンなどは入荷していませんでしたので、1キロ500ペソ(約90円)のアサリと1キロ1500ペソのマチャ貝(約265円)を買って同行した旅行者とシェアしました。宿に戻って砂抜きをする前に数えてみたら、アサリが14個でマチャ貝が40個でしたのでキレイに半分に分けることができました。

冷蔵庫に冷ご飯が残っていたので貝を剥きながらヒモの部分を投入して雑炊を作ってみたのですが、これがなかなかの美味しさでした。貝は醤油とワサビでいただいたのですが、マチャの方が高いだけあって美味しかったですよ。アサリは生で食べるよりも酒蒸しやボンゴレの方が良さそうでした。ビーニャで最後に200円弱で新鮮な海の幸をたっぷりと味わうことができたわけですが、ウニやフジツボが心残りでした。まあサンチャゴで食べることができるかもですが…



shimachan2009

 宿のシマちゃんとも別れの時がやってきました。

2005年末にビーニャに来た時には夏毛でしたのでスレンダーな感じでしたが、南半球は冬ですからこんなに毛がふさふさになっているのです。このタイプの猫は無口でほとんど鳴かないですし、性格も温和ですから私もチリに移住したらシマちゃんみたいな猫をスーパーの張り紙かネットで見つけたいと前々から考えているのです。

今日のビーニャも上着が要らないくらいの良い天気でしたが、このあたりの海岸線の気候は冬は温暖ですし、夏の暑さはそれほど厳しくなくて私の理想にピッタリなのです。そんな場所で猫と一緒にのんびりと暮らせたら良いのですが、今回の旅行でもチリの経済発展による乱開発気味の部分をずいぶんと見てしまいましたので複雑な心境なのです。まだまだ良い所であるのには違いないのですが、このままの成長が続くとヤバそうな雰囲気でもあるのです。



charqui1200peso

 宿から市バスに乗ってバルパライソに行きました。

サンチャゴでビーニャ行きの往復チケットを買った時にバルパライソからも追加料金なしで帰ることができることを確認していましたのですが、それは最後にバスターミナル近くの市場でお土産になりそうなものを物色するためでした。8月23日に来た時には日曜だったので、市場のほとんどの店は閉まっていたのでね。

今日は平日でしたので市場は独特の活気に満ち溢れていたのですが、私のお目当ての馬肉のジャーキーを量り売りをしている店は見つかりませんでした。2005年末にはこの市場で500gくらい買ったと記憶しているのですが、今回は50g入りで700ペソ(約125円)と100g入りで1200ペソの2種類しか売っていませんでした。ビーニャの惣菜店の量り売りは500gで8000ペソだということでしたから、この100g入りがいちばん安かったのですけどね。まあサンチャゴにもあるかもと考えて1袋だけ買っておきましたが、はたしてサンチャゴのベガ市場で見つけることができるでしょうか…?



santiagokougai

 バルパライソからのバスは快適でした。

世界遺産の街を出ると不動産屋が開発した新興住宅街を抜け、それからは広大なワイン畑の中の真っ直ぐな高速道路を走るのですが、昨晩は遅くまで深夜映画を見てしまいましたのでウトウトしてしまいました。ふと目が覚めたらこんな花が満開のエリアを走っていたのですが、おそらく桃とか杏とかの果樹園なのでしょう。

初めてスペイン人たちがやってきた頃には何もない荒れ果てた不毛地帯だったと思うのですが、勤勉な移民たちが現地の人間と融合してゆきながら数百年かけて良質なワインを産出できる豊潤なエリアに作り変えていったのでしょう。日本でも5月頃に山梨や長野の一部でこのような光景を見ることができますが、ちょうど満開の時期に遭遇できてラッキーでした。これもビーニャの海岸で「緑の光線」を見ることができたおかげでしょうか。(笑)



herados300peso

 夕方に雪山が見えるサンチャゴに帰ってきました。

先週は日が暮れてくると気温が急に下がったりしたものでしたが、今日は上着が要らないほど温かくて、ついつい300ペソ(約54円)のソフトクリームを買ってしまいました。ちなみに近くのマクドナルドでは290ペソでしたが、どうやらチリではそのあたりが最低ラインのようです。まだ今回は行ってはいないのですが、大衆的なベガ市場なら200ペソくらいで売っていそうですが。

ソフトクリームを食べた後に中央駅でWIFIを捕まえてネット接続して外に出たら真っ暗になっていました。今日も400ペソ(約70円)のメトロ料金を節約するためにセントロまで30分ほどかけて歩いたのですが、そこで新しくオープンしたガラス張りのフィットネス・ジムの中でランニングマシーンで汗を流してる人たちを見かけて、ソフトクリームを食べたことを少し後悔しちゃいました。以前は南米を旅行したら痩せていたのですが、今回はビールやワインをたらふく飲んでるせいもあって太り気味ですからね。やっぱりビールは止めなくちゃいけませんね。帰国後にですけどね…(笑)



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(2009/08/26(水) 23:59)

 ビーニャの街に吹く新しい風と最後の晩餐の話です
vinalightshop

 今回は日程の制約でビーニャも最終日です。

春のように穏やかな天気が続いていますので、もう少しのんびりしていきたいところですが、残りの日数を数えるとそろそろ腰を上げるしかないのです。今日は到着日に少しだけ見たビーニャの街を細かく見て回ろうと考えてセントロまで歩いて行きました。まず目に付いたのがこのガラス張りの新しいビルですが、照明器具の専門店のようでした。ビーニャ周辺には新しい高層コンドミニアムがたくさん建てられていますので需要があると踏んでの大型投資だと思うのですが、私はビーニャのような古い街には不釣合いだと思います。

高層コンドミニアムに住むような住人はモダンな照明が好みなのかもしれませんが、モダンな店で買いたいとは思ってないかもしれません。外観は古くても内装がモダンな素敵な店の方が誰にとっても良いのではないかと思うのですが、自動車の往来が多い道路に面していますので、この店のオーナーは目立つことを最優先したのでしょう。ちょっと可笑しいなと思ったのが、建物をぐるりと囲むように金網のフェンスが立てられていたことです。落書きなどを防止するためなのでしょうが、そんなことをしなきゃならないような建物なら作らなきゃ良いのにと思ってしまいましたよ。



vinastarbuckcoffee

 ついにビーニャにもスターバックスがやってきます。

川沿いのカジノからショッピングモールへ向かう高層コンドミニアムが建ち並ぶエリアのマクドナルドの先で工事中だったのですが、おそらくチリ国内ではサンチャゴ以外では初出店なのでしょう。エクアドルのキトやペルーのリマにもスターバックスの店はありましたので、金持ちが多く住むビーニャにできるのは当然なのですが、ここが繁盛するとバルパライソやレニャカあたりまで店が増えてゆくかもしれません。

この店のすぐ近くには「vinoteca」というワインの専門店がありまして、その建物の右側が工事中だったのですが、そのオレンジの壁の色調がロクシタンのものと似ていましたので、初の路面店を出すのかもしれません。このあたりにはさほど景気には左右されない金持ちが住んでるようですから、今後も欧米の有名店が軒を並べるようになるのかもしれません。次回がちょっと楽しみになってきました。



maconline

 久しぶりにショッピングモールへ行ってみました。

完成した当時は街の外れといった感じの立地だったのですが、周辺に次々と高層コンドミニアムが建設されましたので雰囲気が様変わりしていましたし、テナントの入れ替えもあったようで平日というのに多くの買い物客で賑わっていました。ここの1階にも黒いファサードに「MacOnline」というロゴの小さなアップルの専門店ができていたのですが、雰囲気が違うので違和感がありました。

いくらビーニャが高級住宅街とはいえ、アップル製品のみで経営が成り立つのかと疑問でしたが、モール側が安めの家賃で厚遇しているのかもしれませんね。ソニーまでもが値頃感があるネットブックを売り出す時代ですので、そろそろアップルの割安なタブレットPCが出るんじゃないかという噂がありますが、この店のオーナーもそれを待ち望んでいるんじゃないでしょうか。



lidercompara

 モールからブリッジを渡って大型スーパーに行きました。

「SODIMAC」というホームセンターと「RIDER」というスーパーが核テナントなのですが、こちら側にもモールと同じ顔ぶれのフードコートとシネコンがありました。フードコートは2ヶ所に分かれていても問題は無さそうでしたが、シネコンは1ヶ所にまとめた方が観る側の利便性は高いのにと不思議な感じがしました。

これはスーパーの入り口部分で撮影したのですが、数キロ離れた「JUMBO」とカートにいっぱい同じものを買い物した場合に自分の店の方が安いことを現物でアピールしていました。たしかに「RIDER」の方が安い感じはするのですが、この実験をする際にはランダムに商品を選んでいるわけじゃないでしょうから眉唾ものだと思います。「RIDER」の方がPB商品が多いためだと思うのですけどね。



dinner25082009

 海岸で最後の夕陽を見てから宿に戻りました。

「RIDER」では魚介類が割高だったのでパスタなどだけにして、セントロの老舗で惣菜類を買って帰ったのです。これは調理する前に食材をテーブルに並べてみたところなのですが、まず前列左のハーフサイズのバゲット168ペソ(約30円)、チョクロのグラタン風のもの1100ペソ(約195円)、アーティチョーク350ペソ(約62円)、デザート用のメレンゲが乗ったアップルプリン450ペソ(約80円)、マーガリン430ペソ(約77円)というものでした。

後列左のオレンジは1個は夕陽を眺めながら食べちゃったのですが、4個で206ペソ(約37円)とメチャ安で日本の高級ネーブル並みの美味しさでした。ビールとワインは以前に書いたので飛ばして、ヨーグルトは99ペソ(約18円)で、最後の400g入りの3色パスタは400ペソ(約72円)でした。物価が高くなっているチリですから、安めの食材を選んでもそれなりの値段がしてしまうのです。まだ許容範囲なのですが、8月末の日本の選挙で民主党が大勝して政権を握るようになれば円安に動くんじゃないかと心配ですよ。(笑)



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(2009/08/25(火) 23:59)

 静かな海に忍び寄る開発の波を憂いているのかな…?
shinputoumi

 ビーニャは今日も太陽がまぶしいほどでした。

太平洋岸に到着した日に見えた海岸の人工物の正体を確認するためもあって、380ペソ(約68円)のバスに乗ってレニャカ・ビーチの先のコンコンという町に行ってみることにしました。以前はビーニャに住みたいと考えていたのですが、2005年末に来た時にビーニャの変わりように驚いて北部のコンコンまで範囲を広げることにしたのですが、前回とどれくらい違っているのか自分の眼で確認したかったのです。なにせまだストリートビューでは見ることができませんからね。

ビーニャからのバスは海岸線では無く、今回もレニャカの内陸を走ったのですが、またしても新しい高層コンドミニアムが何棟も建てられていましたので嫌な予感はしたのですが、コンコンの端のロータリーで降りて20階建てのビルが工事中だったので愕然とさせられました。10階建てくらいのを入れると既にコンコンにも4棟の新築ビルが建っているのです。「うわ?、やっぱりコンコンにまでビルが建つ時代か…」とガッカリしながらもロータリーの近くにあった観光案内所に地図を貰いに行ったら、そこの職員は英語を喋ることができました。世間話していて「コンコンは3回目だけど変わりましたね」と建設中のビルを指しながら言ったら、その職員はニコニコ顔で「今は人口が5万人だけど、これからもっと増えるだろう」と自慢げでした。

「コンコンくらいはそっとしておいて欲しかったのに…」と肩を落としてビーチに行ってみたら2人ほどがサーフィンをしてる冬の海を神父さんがじっと眺めていました。まるで地球に小惑星がぶつかる直前みたいなシーンでしたが、神父さんはこの静かな海に忍び寄る開発の波を憂いているのかもしれませんね。でも本当は「今晩は何を食べようかな…」と世俗的なことを考えていたりして…(笑)



jaibaempanadas1100peso

 コンコンの町にエンパナダの専門店がありました。

いろんなシーフードが入った2000ペソ(約360円)の豪華なものから700ペソ(約125円)のチーズだけのシンプルなものまで20種類近くのエンパナダがあったのですが、やはりコンコンではシーフードを試してみようと思って1300ペソ(約230円)のカニとチーズという組み合わせのものを頼んでみました。

カニはまあまあの量が入っていたのですが、淡白なのでチーズに負けちゃった感じではあったのですが、揚げたてでしたので熱々で美味しかったですよ。また無人に近い冬の海を眺めながら食べるという環境も良かったのですけどね。これが雨の日で寒かったりしたら印象は変わったりするのでしょうが、上着が要らないくらいの天気でしたので最高でした。



conconnoie

 コンコンの町外れにはこんな住宅も残っています。

目の前には海水がキレイな太平洋が広がっていて、自宅の窓から365日の内に300日くらいは海に沈む夕陽を見ることができそうな家なのです。海岸の道路より高い位置に建てられているのは台風や津波などの自然災害を想定してのことかもしれませんが、単に自動車などの騒音を嫌ってのことなのかもしれません。

このあたりはまだ背後に高層コンドミ二アムが建っていないので雰囲気も悪くないのですが、次回は工事用のクレーンが立っているかもしれませんからチリの不動産バブルが崩壊するのを願わずにはいられません。もちろん急に崩壊しちゃうと失業率がアップして犯罪が増えちゃうかもですからほどほどに軟着陸してくれると良いのですが。



artesaniashop

 コンコンの町にも小さなモアイ像がありました。

観光客が少ない冬の間は閉まってる土産物屋の横でしたからコンクリート製の粗雑な模造品でしたが、イースター島以外ではサンチャゴ、ビーニャに続いて3ヶ所目でした。サンチャゴから2000km以上離れたイースター島への往復料金は安い時期でも3万円以上するみたいですから最低賃金が15900ペソ(約28400円)のチリでは金持ち以外は行けない観光地ですので、チリ人もこの像の前で記念撮影しちゃうんじゃないでしょうか。

そういえばコンコンの古いエリアの海岸線の土産物屋もすべて閉まっていましたが、人件費が安そうなチリでも観光客が少ない冬の間は店を開けておくと赤字になってしまうのでしょうか。店番はおばあさんでも務まるわけですから、1軒くらいはやっていてもおかしくないと思ったのですけどね。まあそのあたりののんびり加減が日本人とは違っていて良いのかしれませんが…



caletadepescadoreshiguerillas


 これはコンコンの町外れの零細漁民の港です。

黄色い小型船に3人ほどが乗り込んで沖合いで漁をしてきて、夕方にここに戻って網から魚を外す作業をしているところなのです。水揚げされたものはトラックに積まれて他の市場やスーパーなどに運ばれていくようでしたが、一部は私が立っていたテラスの下の白いタイル製の屋台で販売されるようでした。

漁師たちが帰ってくるとペリカンやカモメたちが集まってくるのはビーニャと同じで、売り物にならない形が悪いものや小型のものを狙って漁師の後を追いかける姿はほのぼのとしていて楽しいものでした。しばらく見学していたら漁師は手が取れてしまったカニを捨てていましたので、今晩のおかずに貰っていくことにしました。前回はバルパライソの港で捨てられていた小型のカレイをいただきましたが、港まで来ると思わぬ「拾い物」があるものですね。(笑)



renacabeach

 これはコンコンの南端からレニャカ方面も見たものです。

レニャカには昔から山肌にへばりつくように建設された15階建てくらいのコンドミニアムはたくさんあったのですが、最近は丘の上にいくつもの高層コンドミニアムが垂直に建設されるようになりました。2005年には10棟ほどだったと思うのですが、現在では倍増してる感じでしたし、その新しい住民たちの利便性を高めるために郊外型の商業施設もオープンしていました。

現在はレニャカとコンコンの間には建物が何も無いエリアがあるのですが、コンコンの南端にはラディソンの高級そうなレジデンシャルもできていましたので、そのうちに繋がってしまうことになるのでしょう。今日のコンコンから見た夕陽もキレイで良かったのですが、その美しさが私以外の人にも魅力的なようで乱開発になりそうな感じですから困ってしまいます。チリが永住の地として適しているのかを最終判断するために飛行機やバスを乗り継いでやってきたわけですが、どうしたものだろうかと考えてしまいましたよ。



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(2009/08/24(月) 23:59)

 久しぶりのバルパライソで久しぶりの魚貝鍋を…
valparaisolunch23082009

 先日ほどじゃないですが、まあまあの天気でした。

宿のWIFIで快適にネットにアクセスさせてもらってから最大の課題であった洗濯を済ませました。いくらビーニャの昼間が春のように暖かいといっても日が沈む頃から気温は急降下しますので、パジャマ代わりに使ってるスウェットの上下などは夕方までに乾きそうな天気の日じゃないと洗濯できないのです。

午前中はのんびりと過ごして、昨晩の手巻き寿司大会で活躍してくれた旅行者がバルパライソからバスに乗るということでしたから、一緒に歩いて行くことにしました。海岸エリアの最後にシーフードのランチでもという話になりましたので、2006年の正月明けに試した市場の2階のエル・パンチョという店に行ってみたのです。前回の時のブログで確認してみたら2600ペソだったものが3500ペソに値上がりしていましたが、なんとか許容範囲でしたので注文しちゃいました。

今回もスゴい量の海産物が入っていましたが、今回は完食できなかったのは1人だけでした。やはり最初にレモンなどで味付けをしちゃって飽きてしまったのが敗因だと思いますが、完食できなかった人は料理が運ばれて来る前にパンを1個食べちゃってましたから自業自得かもしれません。2006年のブログに「醤油や味噌を途中で投入すれば美味しく完食できたのでは…」と書いておいたのですが、すっかり忘れていて手ぶらで行ってしまいました。アホですね…(笑)



valparaisoinfo

 満腹の旅行者をバスターミナルで見送りました。

私は腹ごなしも兼ねてバルパライソの街がどんな風に変わっているのか散歩してみることにしたのですが、国会議事堂に近い市のトロリーバス乗り場で車体を再利用した観光案内所を見かけました。日曜だったためか、休みでしたので中がどうなってるのかはわかりませんが、けっこう広いのでギャラリーコーナーに椅子でも置いてあって一休みできるのかもしれません。

ちなみにその背後のクラシックな丸い車体のトロリーバスはまだ現役のようでした。街のあちこちに坂を登るための斜行エレベーターがある世界遺産都市のバルパライソには似合うのですが、これも耐用年数があることから次第に消え去ってゆくことになるのでしょう。新しい車体も古い車体の背後に並んでいたのですが、バスが来ちゃったので隠れてしまいました。残念!



valparaisojumbo990peso

 その近くの新しい複合商業施設に行ってみました。

「PARIS」というデパートや「JUMBO」というスーパーマーケットなど4軒が並ぶバルパライソにしては大型の施設で、自動車で買い物をしたい地元の人には便利なのでしょうが、私は世界遺産都市には不要だと思います。仮にこういった施設を作るにしても、ワシントンDCのジョージタウン・モールのように外観は古い建物風にするなど工夫すべきでしょう。ユネスコは景観に配慮しない場合は世界遺産都市を剥奪するぞという強硬な姿勢を表明しておくべきだと思います。

景観が悪くなっていくことは腹だたしい気分でしたが、「JUMBO」で1リットルのワインが990ペソ(約175円)と安かったので朝食用のパンと一緒に買ってしまいました。チリではお馴染みの黒猫がトレードマークの「GATO」でしたが、ちょっと甘い感じでした。本当は赤ワインの方が好きなのですが、アサリの酒蒸しなどの料理に使うことを考えて白ワインにしたのです。安いから両方買うという手もあったのですが、そこまでビーニャに長居する気はありませんし2本はちょっと重たいですからね。(笑)



valparaisoboat1500peso

 それから西の端のプエルト地区まで歩きました。

バルパライソのセントロはさほど変化も無かったのですが、「RIDER」の中型店が進出していました。東の「JUMBO」とに挟まれて地元の商店は生き残るためにたいへんなんだろうなと考えていたら、古いプエルト市場の寂れ具合を見て間違いが無いことを確信しました。

そこからメトロに乗るために海沿いを歩いていたらチリ海軍の巨大な軍艦が見えましたので、港方面に寄り道してみたら大勢の観光客で賑わっていましたのでビックリしました。おじさんたちが「ミル・キニエントス!」と連呼していたのですが、小型の船でバルパライソの湾内を1周するための料金が1500ペソだったようです。270円ほどで世界遺産都市を沖から眺めることができるのなら私も乗ってみようかなと思ったのですが、行列の長さを見て日曜は止めておくことにしました。それに夕陽が沈むのにも間に合いそうにありませんでしたし。



valparaisometro

 終着駅からビーニャ方面に伸びるメトロに初めて乗ってみました。

このチャージ式のカードは宿からお借りしておいたのですが、自動チャージ機はありませんでしたから窓口でお金を払ってからゲートを通りました。ブルーの車体の電車は新しいためか滑るかのように美しい海岸線を走り抜けて、あっという間に宿の近くの駅に到着しました。宿からプエルト駅まで歩いたら2時間くらいかかるのですが、やはり電車は便利なものです。400ペソ(約55円)は少し高いですが、荷物がある時には乗る価値がありますよ。

このメトロはビーニャの中心部に近い所だけ地下を走っているのですが、どうせならバルパライソまですべて地下に作っておくべきだったんじゃないかなと思いました。それにプエルトから先に延ばすことも想定しておくべきだったのでしょう。メトロを山手線のように円周にして、山の向こう側にショッピングモールやビーニャとバルパライソ共通のバスターミナルを作るなどすれば渋滞解消や観光客誘致の面でも良かったんじゃないかなと思うのですが。



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(2009/08/23(日) 23:59)

 変化してゆくビーニャで変わらない街角のパン屋
maitena

 週末はビーニャへの小旅行に出かけることにしました。

別に急ぐ旅ではありませんので地下鉄代を節約するためにバスターミナルまで歩いて行き、いくつかのバス会社のカウンターに値段を聞いてまわって最安の往復が4500ペソ(約800円)だったCONDORという会社でチケットを購入しました。出発までに10分ほどあったので、売店で490ペソ(約88円)のエンパナダをスティック状にしたようなのを買って、車窓からワイン用の広大なブドウ畑を眺めながらいただきました。

2時間の快適なドライブで懐かしいビーニャのバスターミナルに到着したのですが、その周辺にも開発の波が押し寄せていて雰囲気は様変わりしていました。しかしビーニャの中心部のメインストリートのバルパライソ通りはさほど変わっていませんでした。宿に行く前にいつもの「MAITENA」というパン屋で朝食用の量り売りのパンを4つ購入したのですが、270ペソ(約48円)と安さも変わりはありませんでした。



vinamiramar

 ビーニャの幹線道路は大きく変化していました。

この通りの中央分離帯の地下には隣のバルパライソへ行くメトロが走るようになりましたし、道路の両岸に並んでいたクラシックな邸宅は次々に取り壊されて高層コンドミニアムに建て替えられているのです。この画像ではわかりにくいのですが、通りの先のバスターミナルに近いエリアでは一気に4棟くらいの高層コンドミニアムが建設中でしたので驚かされました。

この画像の右側の白い上着を着たお姉さんは不動産屋に雇われているようで、信号待ちしている自動車に高層コンドミニアムを紹介する印刷物を配ってまわっていました。最近では高層コンドミニアムの供給過剰で、不動産業者は売れ残り物件を処分するのに必死のようなのです。私もどんな内容なのか気になって1部いただいたのですが、日本のそれとは次元が違うあまりにもシンプル過ぎるものでしたので更に驚かされました。



vinamarina

 いつもの宿に着いてコーヒーで一休みしました。

4年前には無かったWIFIが完備されていましたので部屋でメールチェックなどを済ませて、夕陽見物を兼ねて海岸の魚市場に買い物に行くことにしました。マリーナの近くを歩いていたらビーニャの街並みの先の先の何も無かったエリアで太陽光を反射する人工物が見えました。遠くてよく見えなかったのですが、おそらくガラスのカーテンウォール工法で作られたモダンなデザインの新しい高層コンドミニアムなのでしょう。位置的にレニャカかコンコンあたりだと思うのですが、週明けにでもどんなものなのか確認してみようと考えています。

以前にレンタカーでドライブした時にはビーニャ市街を出ると小さな家が数軒あるだけで、その先には広大な自然が続いていたものでしたが、今では高層コンドミニアム群が間隔を置きながらどこまでも続いているような感じなのです。景気が回復しつつあるアルゼンチンから移り住んでいる人たちも多そうですし、良い投資先と考えて貸し別荘として購入した人も少なくないのでしょう。周辺には店は少ないはずですから、住み心地はあまり良くないとは思うのですけどね。



valparaisonoyuugure

 空軍の施設あたりで夕陽が海に沈みました。

インドネシアのバリ島やサンフランシスコの夕陽も捨てがたいものがありましたが、やはり冬のビーニャの夕陽は格別のものでした。これを撮影した数秒後にほんの0.5秒ほど太陽光線が緑色に変化したのですが、エリック・ロメール監督の「緑の光線」という映画を観てから追い求めてきた自然現象をようやく体験することができました。

緑の光線とは「日没の時に稀に太陽が一瞬だけ緑色に光る自然現象で、それを見た人は幸せになれる」という言い伝えがあるそうです。なぜ人間の目にはそう見えるのかについては何かで聞いたことがあるのですが、もう忘れてしまいました。ざっとネットで見てみたのですが、それを説明してくれるサイトは見つかりませんでした。興味がある方はしつこく検索してみてください。(笑)



temakisushi

 夕食はサーモンがメインの手巻き寿司でした。

タイミング良く他の旅行者の方が魚市場でサーモンを1匹4000ペソ(約715円)で購入されていたのです。それにアボカドや玉子巻き、シーチキン、きゅうりなど近場で入手できる食材を揃えてそれぞれに自分で好きな具材を巻いていただいたのですが、バラエティは少なめでしたが美味しゅうございましたよ。

上手い具合に参加者の中に日本の回転寿司チェーンでのアルバイト経験がある人がいましたのでサーモンの握り寿司やシーチキンの軍艦巻きなども楽しむことができました。材料費を人数分で割ると1人あたりではわずか2100ペソ(約375円)と予想以上に安価でした。早くも緑の光線の効果が表れたようですね。(笑)



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(2009/08/22(土) 23:59)

 海産物が捕れるチリで初めてのシーフードランチ
lunch21082009

 早いものでサンチャゴ滞在も6日目になりました。

朝食は宿で安いパンを食べていて、昼と夜はサンチャゴの知人の馴染みの食堂や中華レストランなどで安くて美味しい食事を楽しませてもらっているのですが、海産物が捕れるチリなのに魚介類を食べていないことに気がつきましたので、4年前に通ったことがある行き止まりの路地にある店はどうかと提案してみたのです。

サンチャゴの知人によりますと、その店は最近改装をして値段が高くなったので足が遠のいたということでしたが、久しぶりに行ってみようということになり、私は今回のサンチャゴでの初めてのシーフードを試せることになりました。最初に鶏と米のスープが出て、紫トウモロコシのジュースとサラダとメインの魚のフリットで1900ペソでしたが、お釣りの100ペソはチップに置きましたので、日本円にしてみると360円ほどでした。普段より高かったのですが、改装したばかりのテーブルクロスが敷かれた店の値段としては安い方かもしれません。



vegaichiba

 食後にベガ市場方面に買い物に出かけました。

これは店に納品される果物類がトラックから一時的に路上に置かれているところなのですが、今の季節ですからオレンジが多いようでした。チリは南北に長い国土を持っているだけに農産物のバラエティが豊富で、真冬でもいろんなものが安く売られていますので助かっています。北部には地球上で最も乾燥しているといわれるアタカマ砂漠があるくらいですから農業用の真水は貴重なようですが、国土は広大ですからアンデスの雪解け水をパイプラインなどで引けばいくらでも農作物の収穫高は増やせそうなポテンシャルを持っているのです。

こんな素朴な雰囲気のベガ市場ですが、市場の機能を郊外に移転させて跡地を巨大なショッピングセンターに生まれ変わらせようというプランもあるということでした。セントロから歩いて行ける距離ですし、パリのレ・アールみたいな前例もありますので実現する可能性も低くないと思うのですが、個人的にはこのまま残しておいてもらいたいものです。既にサンチャゴには郊外にたくさんの巨大なモールがありますので、街の中心部にまで作る必要も無いでしょうからね。



buensabor

 その帰りに肉屋で惣菜とパンを購入しました。

午前中に「RIDER」というスーパーで12本で2990ペソ(約530円)で安売りされていたクリスタルというビールを買った時に何かつまみになるものはないかと尋ねたら、250gが398ペソ(約70円)というハムの切り落とし部分が安いと案内してくれたのです。ついでに量り売りの朝食用のパンも買ったのですが、これで単調な朝食が少しはマシになることでしょう。チリは移民の国ですから安いパンでも美味しいのですが、形が違ってもパン生地は共通だったりしますので。

ちなみに残念ながら今日のパンも焼きたてじゃありませんでした。この肉屋は流行ってる店ですから、次々と焼きたてのパンを補充するだろうと期待していたのですけどね。最近は好調だったチリ経済も少し停滞しているという話もありますから、庶民生活の基盤ということで値上げをしにくいパンなどは一度にまとめて焼くなどしてコストを抑えているのかもしれませんね。



fuyunohana

 真冬というのに桜みたいな花が咲いていました。

この古い建築物が残る石畳の通りはチリ大学の裏手にあたるのですが、バスに乗るために歩いていたら真冬だというのに花が咲いている木を見かけのです。花びらの数が多いところは日本の八重桜と似た感じなのですが、私は植物に詳しくないので何の木なのかはわかりません。しかしお盆の時期にペルーのリマでは日系人により沖縄から移植されたという桜が咲いていましたので、これも桜の一種なのかもしれません。

ちなみにこの通りは条例で守られていたりするためなのか、まだ古い建物が良いコンディションで残っていました。しかし遠くに建設中の高層コンドミニアムなどが見えてしまうのが残念でした。最近は四谷の迎賓館も背後に高層ビルが何本も建っていますので都市景観が悪くなりましたが、似たようなことがサンチャゴでも進行中なのです。



church21082009

 これは街外れにあった古そうな教会です。

バスに乗り換えるために降りた所にあったのですが、屋根の部分のデザインに特徴があったので面白いと思いました。すぐに次のバスが来てしまったので、正面まで行って撮影する時間が無かったのですが、漢字の「山」みたいに中央の部分が高くなっていたのです。

南米はカソリックの国が多いですから、あちこちの国でさまざまな様式の教会を見てきましたが、こんなデザインのものは初めてでした。この教会の背後にはアンデスの山がそびえているのですが、この建物をデザインした人は背景にマッチしたものをと考えたのかもしれません。さほど歴史は古くないサンチャゴの街ですが、あちこちで思わぬ発見をすることがありますので楽しいですよ。



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(2009/08/21(金) 23:59)

 サンチャゴの街で顔馴染みになるという初体験
lunch20082009

 今日もなんとか雨は降りそうにありませんでした。

旅行者泣かせの雨になるくらいなら雪にでもなってくれると良いのですが、平野部のサンチャゴに最後に雪が降ったのは10年以上も前だということですから期待はできません。ビルの向こうに見える雪山を見てると素人の目からはちょっと冷え込んだら雪が降りそうに思えるのですが、絶妙なバランスの上に成り立ってるようで、サンチャゴには雹くらいしか降らないということです。

今日もサンチャゴの知人のお手伝いに行き、近くのカウンターだけの店でランチをいただいたのですが、さすがに3度目ですから顔を覚えられていたようです。旅行中は同じ店で食べるということはありませんので顔馴染みになるというのは初体験だったのですが、それなりに節度を持ったフレンドリーな態度で接してくれるのことは悪い気はしませんでした。このチキンとマッシュポテトの料理も素朴で1400ペソ(約235円)と安かったですし、週末にビーニャに行った後でも通っちゃうことになりそうですよ。



oferta990peso

 食後にメインストリートでWIFIを拾いました。

日本で言えば銀座みたいに大勢の人が行き交う中でベンチに座ってメールチェックをしていると、「ここは危ないよ」と注意してくれるオバサンがいたりします。たしかに道でノートPCを開いてる人は私以外にはいませんし、隙を見て引ったくってやろうと考えている悪い人間もサンチャゴには大勢いるでしょう。私のノートPCは年末に4万円ちょいで購入した昨年の夏モデルですが、msiの1周年記念キャンペーンとかで今なら29800円で買うことができるモデルですからリスクは承知で街中でやってるのですけどね。まあ注意してくれるのはありがたいのでお礼を言ってノートPCを閉じるのですが、オバサンが満足げに立ち去ったのを見送ってから再び開くのですが。(笑)

ネット接続した後にPaseo Ahumadaというメインストリートを歩いていたらバービー人形みたいなものを安く売ってる雑貨店を見かけました。普段は1500ペソ(約270円)で売ってるソフィアという人形を990ペソ(約175円)に割り引いているということなのですが、ちゃんと着せ替えもできる普通のおもちゃなのに安いですよね。しかしさすがにチリは南米の中では白人比率が高い地域ですので金髪のスレンダーな美女がウケるみたいですね。一応濃い茶色の髪の人形もありましたが、それはかなり少数派のようでした。



todoa1000peso

 市場の近くに1000ペソショップがありました。

1000ペソといえば邦貨にしてみると180円ほどになりますので日本の100円ショップに比べれば割高になるのですが、扱ってる商品は中国製の安物ばかりでしたのでガッカリでしたが。まあチリは中国からの距離が遠く、人口も少ないことから割高になってしまうのでしょうが、日本の100円ショップに慣れた身としては暴利を貪っているかのように感じてしまうのです。

こんな些細なことがチリを永住の地として考える時にネックとなっているのですが、我ながら細かすぎるかなと反省しているところなのです。チリの人々は特に不自由なく暮らしているわけですし、ダイソーはアメリカのカルフォルニアまで来ていましたので、そのうちに南半球にも支店網を構築するかもしれませんしね。さらにチリペソが暴落すれば割安感も出てくるかもしれません。でもそうなると1000ペソショップが2000ペソショップになってしまうかもですが。(笑)



todoa1000peso

 これは夕食にいただいた中華風の料理です。

半分が鶏肉が入った焼きそばで、もう半分が具が入っていない炒飯という変わった1皿でした。料理を作っているのは中国系じゃなくペルー人ということでしたので、味の方はぼんやりとしたものでしたが、飲み物付きで1000ペソ(約180円)という安さでしたので炒飯に具材が何も入っていないとしても文句はありませんでした。

この店はまだ2度目ですので顔馴染みというレベルにはなっていませんが、今日も米粒ひとつ残さずに美味しそうに完食しましたので覚えていてくれることでしょう。サンチャゴで馴染みの店が増えると嬉しいものですが、できれば日本から誰かが遊びに来た時に案内できるように、あまり高級じゃないけど独特の品格があるようなサンチャゴの老舗のレストランあたりの馴染みになっておきたいものです。(笑)



norainu

 レストランの外では野良犬が食事中でした。

我々が食事を済ませたのが21時くらいでしたので、あちこちで店仕舞いをやっていて、残飯が入ったゴミ袋がいくつか路上に出されていたです。私はポケットからデジカメを取り出してから野良犬が顔を上げた瞬間を撮ろうと何度か呼びかけたのですが、よほど空腹だったためか、あるいは日本語が理解できなかったためなのか一心不乱に食べ続けていました。

満腹になったら夜の街に消えてゆき、雨の心配が無いどこかの軒先で他の野良犬たちと体を寄せ合って眠るのでしょうが、昼間にだらしなく熟睡しているのを見かけますので夜は徘徊し続けているのかもしれません。野良犬たちの生態はよくわかりませんが、サンチャゴほどの大都市で野放しにされているのは珍しいと思いますのでドキュメンタリーでも作ってみたら面白いと思います。どなたか興味がある方はいかがでしょうか?(笑)



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(2009/08/20(木) 23:59)

 サンチャゴの名物となっている街のエンターテイナーたち

lunch19082009

 先日の雨がウソのように晴れてくれました。

急にサンチャゴの知人のちょっとしたお手伝いをすることになり、今後の予定の変更を余儀なくさせられたのですが、いざとなれば飛行機に乗れば良いだけの話ですので問題はありません。今日は水曜日で映画が安いのですが、これまでの中南米諸国の中ではいちばん高い1900ペソ(約340円)の入場料を払ってまで観たいものは残念ながらありませんでした。

まあそんな週もあるだろうと気分を切り替えていつもの店にランチを食べに行ったのですが、日替わりメニューに太麺のパスタがありましたので試してみることにしました。チリはイタリア系の移民も多いためかパスタやラザーニャを割安に食べることができるのですが、このセットは1400ペソでしたから日本円に換算すると235円くらいということになりますが、値段のわりには美味しかったですよ。



daidougei

 食後にセントロの中心部まで出かけました。

セントロの宿ではWIFIをキャッチできないので街の中心部まで歩いて行ったのですが、その途中で大道芸をやってるのを見かけました。サンチャゴの街ではアルマス広場を中心にあちこちでストリート・パフォーマーたちの妙技を見ることができるのですが、この人たちのはシンプルな人形劇でした。

セサミ・ストリートから文句が出そうなほどに似た人形が出てくるだけのシンプルなものでしたが、大人の観客たちも笑っていましたので風刺が効いている内容なのかもしれません。黒い箱の中には2人が入っているようでしたが、この大きさのものをどうやって運んできているのかは謎なのです。



skyairline

 ネットの後に旅行代理店に行ってみました。

4年前にもビーニャからアンデスを抜けてアルゼンチンのメンドーサにバス移動したことがありますので、今回はそのあたりはパスして飛行機で一気に飛んでしまおうかなと考えたのです。南米にはこの画像にあるような小さな航空会社はいくつか誕生してたりするのですが、いわゆる「ローコスト・キャリア」として大手の地位を揺るがすようなものは出てきていないようなのです。

それでまずはサンチャゴの空港からブラジル方面までどのような選択肢があるのかを旅行代理店で探ってみたのですが、日本人はブラジル入国にビザが必要なので面倒なのです。私はエクアドルのキトからメキシコへ飛ぶ航空券を持っていますのでブラジルには片道チケットで飛びたいのですが、こちらのブラジル領事館でも往復航空券所持がビザ発給の条件となってるようなのです。ビザなんてものは21世紀には世界中で全廃されるべきだった存在意義がまったく無い制度ですが、判子を押すだけで外貨を稼げるという大使館側の都合だけで生き残ってしまっています。外交官特権で自分たちはビザ取得など面倒が無い連中はビザ制度を廃止しようなんてことを発想しないものですから、ズルズルとおかしな制度が存続しているわけでしょう。8月末の選挙で誕生する次の内閣にも期待できそうに無いですし、ブラジルビザはまったく頭が痛い問題ですよ。



daidougei2

 アルマス広場で稼いでる子を見かけました。

ゼンマイ仕掛けの猿のおもちゃみたいに背中に太鼓を付けて踊りながら演奏するという単純なものではあるのですが、どこで身につけたのか独特のリズム感を持った高速演奏で道行く人たちから注目の的でした。無表情で一心不乱に踊るところも「音楽の追及者」といった雰囲気があって、好感を持つことができる感じだったのです。

年齢的にも中高年のおばさんたちの母性本能をくすぐるためか、彼はたくさんの人から小銭を貰えているみたいでしたが、他の大人のパフォーマーたちより金持ちなのかもしれません。彼が稼いだ金を飲んでしまう父親がいたり、あるいは天涯孤独で親方にほとんどの稼ぎを掠め取られていたりするのかもしれませんが、チリの街並みは先進国的なのに児童労働の取り締まりが緩いところがまだ途上国という感じがします。



dinner19082009

 夕食に面白いものを初めて食べました。

まるで日本のカレーライスみたいですが、ペルーの地方料理のひとつらしいのです。どうやって作るのかをスペイン語で聞いて理解できるほどの語学力は無いのですが、おそらくハヤシライスを作る時のように野菜スープの中に薄力粉を少しづつ加えながらのばしていくような感じで作っているのでしょう。

サンチャゴの知人の行きつけの食堂の日替わりメニューのひとつでしたが、1人で旅行していたらまず出会わないであろう一皿でした。大衆的な店でしたので、値段もジュース付きで1000ペソ(約180円)と割安感がありました。この料理は日本のテレビ番組で見かけた記憶は無いのですが、「電波少年」の南米編あたりでドロンズの二人が食べてるシーンとかあったかもですね。(笑)



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(2009/08/19(水) 23:59)

 冷たい雨が降り続けたサンチャゴの街角で…
lunch18082009

サンチャゴは冷たい雨が降り続いていました。

山には雪がたっぷりと供給されるでしょうから、ウィンタースポーツを楽しみたい人たちにとっては嬉しい天候なのでしょうが、傘を持ってきていない私にとっては迷惑なだけなのです。雨じゃ観光にも行けないので、サンチャゴの知人の買い物に同行させてもらうことにしました。バスを乗り継いで生まれて初めての西側のエリアに行ったのですが、高層コンドミニアムなどは皆無で、庶民的で落ち着く感じの街並みでした。

そのエリアでランチをという話になり、安くて美味しいとの評判の中華レストランに行ってみたのですが、雨の日だというのにけっこう繁盛していました。その店のメニューには「モンゴリアン」という耳慣れないカテゴリーがあったのですが、少し前に米西海岸などで流行ったモンゴリアンBBQなどがをイメージして命名された料理じゃないかなと思えました。ようするに炒飯と肉とネギの炒めもののコンビネーションでしたが、けっこうな量があって1400ペソ(約250円)と良心的な値段でした。量が多かったので途中で少し飽きたのですが、黄色い唐辛子を加えて辛くして美味しく完食できました。しかし日本的に七味唐辛子をかけて食べる方が美味しかったんじゃないかなと思えました。



100pesoshop

 食後に中央駅付近の店を見て歩きました。

その中のひとつのモールに「100ペソショップ」というのがありましたので驚いてしまいました。100ペソといえばキリは良いのですが、日本円にすればわずか18円程度にしか過ぎないのです。私はこれまで世界各地で単一価格の店を見てきましたが、これまででいちばんの安さではないかと思います。もちろんこの店だってダイソーのように値段の高い商品だって置いてありはしましたが。

銅などの地下資源を中国などで輸出することで経済がややバブル化してるチリですが、あまり自国では物を作っていないので小売店で売ってるものは輸入品が多いのです。強くなったチリペソで生活水準が上がった国民の欲求に応えるものを輸入していて、デパートには高級品が並んでいたりするのですが、まだまだ下町では子供相手なのかと思うような値段の店もあったりするのです。貧富の差が開いたためか前回に比べると街にはホームレスが増えたような気がするのですが、次に来る時にはチリはどうなっているのでしょう?



chobapsushi

 サンチャゴの下町にも寿司ブームは広まっていました。

聞いた話によりますと広域都市圏の中に広い意味での寿司というジャンルの食べ物を出す店は300店舗以上もあるということなのですが、この「CHOBAP SUSHI BAR」という店はハングル文字もありましたから韓国系なのでしょう。いちばん安い8個1790ペソ(約320円)の巻き寿司のコンボから58個のパーティサイズの12990ペソ(約2300円)までバラエティは豊富でしたし、2500ペソ(約450円)のラーメンやうどんなど和食風なメニューもありました。

現在のところは海産物が豊富なチリではあるものの、握り寿司を楽しんでいるのは一部の金持ちだけで庶民はサーモンやアボカドなどの巻物ばかり食べているそうです。しかしこのまま順調に経済成長が続いて庶民の生活レベルが上がり、さらに世界のトレンドにアグレッシブな若い世代が消費の中心となってゆけばバラエティが豊富な回転寿司屋が誕生することになるのでしょう。日本の寿司チェーンの関係者は資材調達のために何度もサンチャゴに来ているはずですから、もう数年後にオープンさせるための青写真は用意されているのかもしれませんね。



mangasshop

 サンチャゴの下町にはオタク系の店もありました。

前回にチリに来た時も日本のアニメなど扱う店のことをアップしましたが、ハリウッドで「ドラゴンボール」が作られたこともあってオタク文化はチリにも深く静かに浸透しているようなのです。この「MANGAS」という店にも「ドラゴンボール」のフィギュアを中心にいろんなキャラクターのものが売られていましたが、南米各国はサッカーが一番人気ですから良い場所に有名選手のフィギュアなども並んでいました。

この店はなぜか火曜と木曜が10パーセント引きのようですが、理由はよくわかりません。今日のような雨の日に割り引くとかいうのなら理解できるのですけどね。宿にWIFIが無いので店の公式ウェブサイトにアクセスできないのですが、時間の余裕があってスペイン語の堪能な方はぜひお試しくださいませ。



metroamamori

 その後に中央駅近くにできたモールへ行きました。

デパートが2店の小規模なものでしたが、新築なのに3階部分で雨漏りしていたのに驚きました。モールはたいしたものが無かったのでメトロでセントロに戻ることにしたのですが、ホームまで雨漏りしていましたのでビックリでした。晴天の日が多いチリですから雨漏りはあまり気にならないのかもしれませんが、日本と同じ地震国だけに原因が手抜き工事だとするとヤバそうです。

日本でも姉葉事件の時に建築物の杜撰な検査体制が大きな問題になりましたが、チリでも経済がバブル化してから次々とビルが建設されていますから心配です。こちらでも公務員の中には金品の誘惑に弱い人間が少なくないようで、建物の耐震構造の審査などがまともに検査されないことだってあるらしいのです。最近ではコンドミニアムが過剰供給のために売れ残ってるという話も聞きますし、資金繰りに困った開発業者が手抜き工事に走るというだろうということは日本の前例を見るまでもないことだと思うのです。



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(2009/08/18(火) 23:59)

 寒い南の国で林檎を売りはじめた商店の名前は…?
reifschneiderstoresantiago

 サンチャゴ2日目は少し冷え込んでしまいました。

ペルーとの時差が1時間あることから早起きになりましたが、長旅の疲れもあって午前中は朝食後にネットなどしてのんびりと過しました。そろそろ両替でもしておくかと階下に降りてみたら、先日の日曜と違って街には活気が満ちていました。マフラーや皮手袋で防寒対策した人々が急ぎ足で会社に向かったりしていましたが、メインストリートにお馴染みの林檎のマークの製品を売ってる店ができているのを発見しました。

サンチャゴでは「REIFSCHNEIDER STORE」という旧東ドイツにでもありそうな店名でしたが、チリは移民の国ですから実際に東欧圏からの移民の子孫が経営している店なのかもしれません。今回の旅行ではサンノゼのアップル本社を皮切りにメキシコやエクアドル、ペルーと国を変わる度に違う名前のアップルの商品を扱う店を見てきたのですが、チリではカメラ屋みたいな名前でしたので意外な感じがしました。この後に行く予定のパラグアイにはこのような店は存在していないでしょうが、成長著しいブラジルでは何という名前なのか楽しみになってきました。(笑)



lunch10082009

 ランチは街外れのカジュアルな店に行きました。

前回の旅行で知り合った方の所を訪ねてみたら近くの行きつけの店に案内していただいたのですが、学食のようなシステムで3種類ほどのランチメニューから選ぶ方式になっていたのです。ガラス越しに美味しそうな料理が見えていましたので、黒板に殴り書きしたような文字を読んで料理名を判断する必要なく、私はズッキーニなどの野菜がたっぷりと入ったラザニアを選びました。メイン料理に赤カブのサラダと辛い玉ねぎのソース、そして飲み物が付いて1400ペソ(約250円)でしたが、物価が上がってるサンチャゴでは安い部類でしたので助かりました。

かなりのインフレとはいえ、近くに庶民的なベガ市場があるセントロ地区では野菜や果物は安く手に入るためなのか、肉類をたくさん使う料理意外はまだ割安に楽しむことができるようでした。それと言いますのも、数年前までは安かったアルゼンチンがかつてのように経済成長してきたために輸入牛肉などが高騰したようなのです。今回は新型インフルエンザの流行地帯として危険視されつつあるブエノスアイレスには寄らない予定ですが、パラグアイに向かう途中でアルゼンチンは通過することになりますので、そこで美味しい肉料理を割安に試したいと考えています。



bipcasrdsantiago

 午後からヤボ用でバスに乗ることになりました。

チリでもバスやメトロなどの公共交通機関はついにICカード化されたことは噂に聞いていましたので、地下鉄の駅で「BIP」という変な名前のカードを1300ペソ(約230円)で購入してからバスに乗り込んだのです。このカードは香港のオクトパスカードのように現金をチャージして使うタイプなのですが、特典が何も無いので魅力的ではありません。さらに電車やバスにはBIPカードが無ければ乗ることができないという不便さもあるのです。チャージする場合も有人の窓口に並ぶ必要がありますので、バスに乗るのにわざわざ地下まで降りてメトロの改札の近くまで行かなきゃならなかったりすることだってあるのです。

バスや地下鉄の値段も1回400ペソ(約70円)と安くは無いというのに、シンガポールなどのシステムに比べるとはるかに見劣りするのです。後発ですからカードのデザインを含めて「その時代の最高水準」を目指してくれれば良かったのですが、ここでも決定権を持ってる人たちは高級住宅街に住んでいてバスやメトロなんかには乗らない階級に属しているのでしょう。それを想像するとうんざりさせられましたが、カード代金は返金されないようですからサンチャゴを出る前に譲渡先を探さなければならないのも迷惑な話ですよね。



yukiyamasantiago

 これはサンチャゴの少し南側で撮影したものです。

サンチャゴの中心部では最近のマンションバブルで中高層のビルが増えてしまい、昔のように白く化粧したアンデスの山を眺めることができにくくなってしまいましたが、たまたまSODIMACというホームセンターの駐車場の所からキレイに見えたのです。私がチリを永住先の候補として選んだ理由のひとつが近くに雪山とゲレンデがあるということだったのですが、この雄大な山肌を見て「やはり悪くないな…」と再認識させられました。昔に比べると大気汚染濃度も激減してクリアに見えるようになりましたし、海側の大気の状況が良ければ夕陽によって赤く染められたりしますので最高なのです。

しかし聞いた話によりますとチリではスキーやスノーボードはまだ金持ちたちの娯楽であるため、スキー場のリフトの値段は日本よりも割高だということですし、絶対数が少ないためなのか週末など混雑する日のマナーが悪いということでした。東京から長野のゲレンデまで高速や新幹線で行ったりすることを思えばマシなのかもしれませんが、チリの銅バブルが崩壊して既存のゲレンデの値段が総崩れするか、大衆的なスキー場が開発されないかなと期待したいところです。


demo17082009

 日が暮れてもサンチャゴの街は賑やかでした。

アルマス広場の北側のモールに行ってみたら最上階のフードコートは大盛況でしたし、その近くの中央市場のレストランは空席を探すのが難しいほどに混んでいたのです。他の南米の都市に比べると観光資源が乏しいために観光客数は少ないはずですから、飲食店に詰め掛けているのは地元の人やチリ国内からの旅行者が大半を占めているのでしょう。「外食を楽しむことができる中産階級が確実に育っているのかな…」と想像しながら宿に戻るために歩いていたら、アルマス広場でこんなデモ隊と遭遇しました。

教職員組合か何かの待遇改善か何かのデモらしく整然と行進してはいましたが、近くの路地では白バイや放水車が待機していましたので、たまには暴徒化することだってあるのかもしれません。チリは南米では大人しい部類の国民性と言われますが、ラテンの国ですから騒動になると盛り上がっちゃうみたいなのです。スーパーでの野菜や果物など以外の値段を見ると私も他の旅行者に呼びかけてデモを起こしたいくらい物価が上昇しているのですが、チリ人の中間層以下の人々にとっては更に深刻な問題なのでしょう。夜になって寒さが増してきましたので、デモ隊がその後にどうなったか見届けることはできませんでしたが、案外どこかであっけなく解散となり酒場へと散っていったのかもしれませんね。(笑)



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(2009/08/17(月) 23:59)

 20時間の長旅を経て、懐かしきサンチャゴの街へ到着
estacioncentralsantiago

 ようやく目的地のサンチャゴまで南下してきました。

夜明け前後には小雨が降っていたのですが、9時過ぎにサンチャゴの中央駅の裏手に完成していたバスターミナルに到着した時には晴れて路面も乾いていました。真冬とは思えない穏やかな天気でしたが、重ね着でなんとか防寒対策をしてる私にとっては好都合な天気でした。

今回はアントファガスタから約20時間の長旅ではあったのですが、2階建てのバスが空いていましたので4人掛けのシートに横になって眠ることができましたので楽でした。バスのショックアブソーバーや運転手の腕前も良かったためか、夜中に乗客を乗せるためにラ・セレナなどに止まったはずなのですが、まったく気がつかないくらいだったのです。値段が変わらなかったので今回は最大手のプルマンバスを選んでみたのですが、どうやら正解だったみたいですよ。



sancamilo990peso

 バスを降りて、まずは腹ごしらえすることにしました。

バスでも到着前にジュースとクッキーが入ったボックスが出たのですが、昨晩はたいしたものを食べていませんでしたから空腹だったのです。中央駅裏手のモールは日曜の午前中ということもあって閉まってる店ばかりでしたが、「San Camilo」というチェーン店はやっていましたので、990ペソ(約175円)に値下げされていたエンパナダとコーヒーのセットを食べることにしました。

そろそろ食べ飽きてきてるエンパナダでしたが、絶妙にレンジでチンしてくれたおかげでお代わりしたいくらいでした。お腹も落ち着いたところで中央駅の構内でWIFIをキャッチして1日ぶりにメールのチェックなどして、メトロには乗らずにセントロまで30分ほどかけて歩きました。サンチャゴの公共交通機関が安くないということもあったのですが、天気も良かったですし街の変化も見ておきたかったのです。



domingomuseo

 宿にチェックインして熱いシャワーを浴びました。

コーヒーを飲んで洗濯をして、またコーヒーを飲んでようやく「到着後のやっておくべきこと」がすべて終了しました。今日は日曜ですから観光案内所を含めて閉まっているところが多いのでのんびりするつもりでしたが、美術館や博物館が無料解放されていますので散歩がてらに久しぶりに行ってみることにしました。

まずはプレコロンビア博物館に、それから国立歴史博物館に行ってみたのですが、両館とも内容が少し変わっていて楽しむことができました。さすがにチリは中国バブルの影響で資金が潤沢なのか、博物館の予算も諸外国に比べると多いのかもしれません。あるいは周辺国に比べて歴史的な見所が少ないことをカバーしようということなのかもしれませんが、それなりの歴史的に価値があるものを日曜は無料で見ることができますので、自信を持って皆さんにもオススメできます。



ccpm

 これはモネダ宮の地下にできた文化施設です。

4年前はまだ工事中で完成していなかったので、初めて行ってみたのですが、ここがサンチャゴとは思えないくらい立派なものでした。地下1階の入り口から施設内に入ると天井から外光が降り注ぐ巨大な吹き抜け空間になっていて、地下3階にはイースター島を含めた太平洋の島々がシンボリックに描かれていました。

有料の映画やエキジビジョンなどを除けば無料で楽しむことができる施設で、地下2階でやっていたイースター島に関する展示など非常に興味深い内容でした。またチリの各地方の文化を展示してあったエリアやギフトショップも水準が高いものでした。おそらく展示内容は半年か1年くらいで入れ替えられるのでしょうから、また次回に来た時にも再訪してみたい施設でした。



domingoliveanddog

 日曜ですから道行く人も少なめでした。

平日は混雑するメインストリートを歩いていたら観客が集まっている所がありましたので立ち寄ってみたら、遠巻きに観客が見守る中心でちょっと若作りの女性歌手がパワフルに歌っていました。私は初めて聞く曲でしたが、地元の皆さんには馴染みの曲らしくて、女性客に指名されたおじさんも一緒になって歌って踊っていました。

そんな大音響の中で1匹の犬が知らん顔して寝ていたのが面白かったのですが、サンチャゴは相変わらずの野良犬天国のようでした。世界中の大都市の中で野良犬が多いことではトップクラスだと思うのですが、犬たちはまったく堂々と暮らしていますので子犬の頃から虐待されたことなんて一度も無いのでしょう。おかげで道路には犬たちの落し物が多いのですが、私はこのまま犬たちと平和に共存できる街であってほしいものだと思います。



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(2009/08/16(日) 23:59)

 アリカからアントファガスタへ、そして高級バスでサンチャゴへ
mallplaza

 アリカからのバスは9時前に到着しました。

特にアントファガスタの街には何も期待していたわけじゃなく、アリカからサンチャゴまで29時間もバスに乗り続けるのが苦痛でしたので途中に休憩を入れるためだったのです。到着時の気分次第でその後のことは決めれば良いかなと考えていたのですが、久しぶりにアントファガスタに来てみて海岸エリアが大きく変化していましたので、サンチャゴへの直通バスに乗らなくて正解でした。

海岸にはこの「モールプラザ」というデパートやスーパー、さらにホームセンターまで勢揃いした複合ショッピングモールができていましたし、そのモールとアントファガスタホテルとの間には30階建てくらいのモダンなデザインの高層コンドミニアムが建設中でした。また海岸のプロムナードも雰囲気が良いものに作り変えられていましたし、その先にはフランス系スーパーの「RIDER」の大型店も進出していたのです。アントファガスタはチリ北部では最大の都市ではああるのですが、人口はあまり多くないので「モールプラザ」のテナントはたいしたものはありませんでしたが、ナイキやアディダスの専門店などはありました。チリでは最近の経済成長の結果、ブランド物のスニーカーがちょっとしたブームになってるようなのですが、それを反映しているようなテナント構成でした。



tottuscafe1590peso

 モールのスーパーのカフェで朝食をいただきました。

リマにも進出していた「TOTTUS」という巨大なスーパーの入り口にカフェがあり、そこで1590ペソ(約275円)の朝食メニューがありましたので試してみたのですが、コーヒーがインスタントだったこと以外は不満はありませんでした。カフェ内ではWIFIを拾うことはできませんでしたが、PCの充電はできましたしね。

ちなみにこの朝食はアメリカンタイプということでしたが、なぜか朝食なのにケーキが付いていました。おそらくパティスリー・コーナーの売れ残りなのでしょうが、単品で買うとけっこう高いのが付いていましたので悪くありませんでした。欲を言わせてもらえればケーキには生クリームを垂らしていただきたかったですし、カトラリー類は使い捨てじゃない金属製のものにしてもらいたいものでしたが。



pullmanbus

 朝食をいただきながら1泊するか悩みました。

夜行バスの2連荘は体に悪そうでしたが、午前中に街の中心部はほぼ見てしまった感じでしたので、午後のサンチャゴ行きのバスに乗ってしまうことにしました。日本ではお盆で道路は渋滞してるそうでしたが、人口密度が低いチリでは道路は信号もほとんど無くて時速100km前後で快適にクルーズできるはずですからね。

土曜日でもやってる両替所を探して50ドルをチリペソに換えてからバス会社をいくつも回って料金を確認したのですが、そのすべてが判で押したように2000ペソ(約3500円)でした。それじゃ談合みたいだと腹が立ったのですが、それをスペイン語で批判しての値下げ交渉することもできないので、いちばん事務所が高級だったプルマンという会社のバスに乗ることにしたのです。どこでも同じ料金なら少しでも快適そうなバスを選ぶべきだと思えましたからね。



pullmanbussnack

 長距離バスは予想以上に空いていました。

それで2階部分のいちばん前の席を確保することができたのですが、そこはパノラミコな景色が楽しめるだけでなく天井に備え付けてあるDVDの液晶画面にも近いのでラッキーでした。特に今回のサンチャゴまでのドライブ中のDVDは違法にコピーされたスペイン語の吹き替え版では無く、オリジナルの英語にスペイン語字幕は入ったタイプでしたので、近くで観ることができて良かったのです。

バスでは短距離のフライトで出てくるようなスナック入りのボックスが配られたのですが、サンドイッチかなと期待して開けてみたらジュースとクッキーとピーナッツ、そして飴玉がひとつだけでした。長距離バスに付き物の温かいコーヒーのサービスもありませんでしたが、「チリは経済成長が続いていて生活レベルが上がってるはずなのに…」と不思議でなりませんでした。



roadtosantiago

 2階建てバスからの眺めはブエナビスタでした。

ペルー国境に近いアリカから夜を徹して走ってきたバスでしたので残念ながら窓ガラスは汚れていましたが、遠くに雪化粧したアンデスの山々を望むことができる景色は雄大で、「やっぱりチリは良い国だな?」と再認識させられました。世界で最も雨量が少ないエリアのために国道沿いに住んでる人は少ないのですが、そのために人工物が視界に入らない大自然を満喫できるのです。

ですからオーストラリアのナラボー平原並みにガソリンスタンドなども少なく、交通事故者を慰霊するための十字架の本数の方が多いくらいなのです。コンディションも悪くない直線道路で死亡事故が起きるのも不思議に思えるのですが、対向車と擦れ違うのも稀な単調なドライブですから睡魔に負けてハンドル操作を誤ったり、中には反対車線に入って正面衝突するということもあるのでしょう。今回のドライブ中にも左側のダメージが大きなトラックをクレーンで撤去している場面に遭遇したのですが、そこにはこれから新しい十字架が立てられることになるのかもしれません。



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(2009/08/15(土) 23:59)

 アレキパからタクナを経由してチリへ
 これからこれまでで最長のバスに乗ります。

途中のアタカマ砂漠ではWIFIなんて無さそうですから、ブログのアップはサンチャゴ到着後になりそうです。

…とアレキパで書いたのですが、チリに入国してみたら国境に近いアリカのバスターミナルであっさりとWIFIの電波を拾うことができました。さすがにチリは南米の優等生です。次のバスの出発までの間にできるだけアップしておきたいと思います。



arequipaparede

 早朝のアレキパの街で何かのパレードをやっていました。

アルマス広場でWIFIの電波を拾いながら見ていたのですが、この音楽隊を先頭にチアガール風の女の子たちや制服姿の高校生たちが整然と並んで行進していました。何のパレードなのか観光案内所で聞いてみようかなと思いましたが、国境通過が遅くなると思ってバスターミナルへ急ぐことにしました。

アルマス広場からバスターミナルまでは70センタボで、そこからチリ国境に近いタクナまでは18ソルでした。10時10分過ぎにバスターミナルに着いて、10時発のチケットを購入して、10時半にアレキパを出発したのですが、30分くらい平気で遅れるところがペルーという国の常識のようでした。(笑)



puestodecontrol

 ペルー内で植物検疫のためチェックされました。

しばらく半砂漠地帯を走っていたら、こんな検疫所があって果物類が没収されていました。オーストラリア国内でもこういった検疫所がありましたが、果物の中に卵を産み付ける害虫が遠隔地まで広がらないためのチェックポイントのようでした。

けっこう厳重かと思ったのですが、バスの中に置いてきた私のバッグの中はチェックされませんでしたから不思議です。私はこんなチェックポイントがあるという情報を得ていましたあので、何も果物類は持っていませんでしたが、新型インフルエンザに関するチェックも何もありませんでしたし、けっこういいかげんだなという印象でした。



panamericanhighway

 荒野の国道沿いでこんな光景を見かけました。

周辺に何も無い場所でバスを待つ人々でしたが、時刻表などあるわけが無いですからひたすら空席があるバスを待つしかないのでしょう。私は街から街へ移動しているので南米の荒野の中でバスを待ったことはないのですが、アフリカやオーストラリアでは似たような体験をしたことがあります。だから何も無い所で乗れそうな自動車を待つ人の気持ちもほんの少しわかる気がするのです。

彼らは何かの手続きとか街でしか入手困難なものでも買うためにアレキパまで行くのでしょうが、久しぶりの都会で気分が高揚しているのかもです。普通の格好に見えますが、田舎者と思われないように昨日の夜に鏡の前でコーディネーションを考えたのかもしれません。「ペルーでも地方の嫁不足なんてのがあったりするのかな…」なんてことを考えているうちに広大な大地に太陽が沈みました。これから長い夜の始まりです。



chileborder

 19時過ぎに無事にチリに入国できました。

ペルーの出国の時に入国時に貰った紙が見つからなくてちょっとしたイザコザがありましたが、先進国はスタンプだけで問題なくやってるので廃止していただきたいものです。ペルーの国境事務所もキレイだと思ったのですが、それは隣のチリのイミグレーションに見劣りしないように無理をしたせいかもしれません。ジンバブエから南アフリカに入国した時に感じたような国の生活水準の格差のようなものが歴然とあったのに驚かされました。

生活レベルの差は物価のレベルでも如実に表れるようで、ペルーからチリへ向かう多くのおばさまたちはトイレットペーパーを持ち出そうとしていました。ペルーの高級スーパーで高いチリ製品が販売されていて「ペルーの金持ちはチリ製品を食べているんだ…」と納得させられたのですが、チリの庶民の家庭では格安なペルー製のトイレットペーパーで用を済ませているようでした。エクアドルからペルーの国境では見ることができなかった現象でしたが、中国のバブルが生んだ南米の格差を思い知らされた瞬間でした。



hotdog500peso

 アリカのバスターミナルは意外に混雑していました。

到着した場所がボリビア間のバスが発着するターミナルだったためでしたが、プラットフォームに座り込んで大きな荷物を整理している三つ編みのおばちゃんたちがたくさんいましたので驚かされました。アリカからチリ国内を南下するバスが発着するターミナルは隣にあって、そこでは旅行者は普通にベンチに座って時間をつぶしていました。これはターミナル前の屋台で食べた500ペソのホットドッグですが、トマトやアボカドペーストが入ってたのがチリ風で嬉しかったですよ。

食後にターミナルでネットをしていて次のアントファガスタ行きのバスに乗り遅れてしまったのですが、窓口のおばさんがバスに携帯で電話して郊外で待たせてくれたので助かりました。そこまではタクシーで2000ペソもかかってしまったのですが、8000ペソのバスチケットを無駄にせずにすみました。しかしペルーでは出発時間が30分ほど送れるのが当然でしたが、チリは定刻発車でしたので今後は気をつけねばなりません。(笑)



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(2009/08/14(金) 23:59)

 Tシャツ1枚で雪山を眺めることができる白い街で…
plazadearmasarequipa

 リマからのバスは1時間送れで到着しました。

バスターミナルから70センタボ(約20円)のコレクティーボに乗って、アレキパの中心であるアルマス広場に久しぶりにやってきました。アレキパは以前から欧米人の観光客が多いコロニアル都市でしたが、何があったのか知りませんが異常な盛り上がりようでした。バスの窓からもアンデスの雪山はいくつも見えていたのですが、こうしてアルマス広場から見ると絵になります。きっと最初に教会などの配置を決めた時に背景と合うように計算されたのでしょうが、この美しい景観も観光客が増えた理由のひとつでしょう。

さらにアレキパが人気なのは、その温暖な気候もあるのでしょう。雪山があることからもわかるように南米は冬なのですが、ここは昼間は半袖で暮らせるほど暖かいのです。さすがに日が暮れるとぐっと冷え込むのですが、曇天続きだったリマの湿度を伴った寒さに比べたらはるかにマシです。さらにアレキパは建物が白く塗られていて、それが強い太陽光線を反射してくれるので「白く輝く街」といった感じです。昨日までの「曇天下でくすんだ街」とは大違いなのですっ!(笑)



souvnirsarequipa

 宿にチェックインして、屋上で洗濯しました。

まだあまり洗濯物が溜まっていたわけじゃないのですが、久しぶりの強い太陽光線に誘われるかのように屋上に上がってしまったのです。アレキパの水道の水は北海道並みに冷たかったのですが、洗濯物が少量でしたので問題はありませんでした。洗濯を終えたら急にお腹が空いてきましたので、ランチを食べに行くことにしたのですが、さすがに観光地だけにこんな光景に出くわしました。

ある一角に民芸品屋を集めたものでしたが、なんと入り口で1ソル(約30円)の入場料を取っていたのです。混雑防止のためなのか、あるいは冷やかしだけの客はお断わりということなのか知りませんが、強気の姿勢に驚かされてしまいました。またそれでも中はけっこう賑わっていたようですから驚きでした。普通の欧米人旅行者にとっては1ソルなんてはした金なんでしょうけどね…



colaandempanadasarequipa

 ランチはパン屋がやってるカフェでいただきました。

アレキパには英語のメニューを張り出している高級レストランがたくさんありましたが、私好みの屋台や軽食を売ってる店が少なかったので困りました。中華は夜にしようと決めていましたので、何か無いかなとしつこく歩き回っていたら、奥がパン屋で手前がイートインコーナーになってる大衆的な店がありましたので即決しました。

多くのお客さんが食べていたエンパナダを丸々と太らせたようなようなヤツを私も注文してみたのですが、これだけのボリュームがあるためか2,50ソル(約75円)もしました。見たこともないコーラは70センタボと1ソルのインカコーラより安めでした。店員さんが軽くチンしてくれたのですが、具沢山でなかなか美味しゅうございました。しかし種入りオリーブが丸ごと入っているとは知りませんでしたので、危うく種も飲み込むところでした。地元の人には常識なのでしょうが、私は初めてでしたからちょっと慌ててしまいました。



cineplanetarequipa

 食後にアルマス広場へ再び行ってみました。

観光案内所で地図を貰って、いつものようにショッピングモールや映画館の場所を聞いたのですが、ペルー第2の都市で人口もそれなりに多いわりにはモールも映画館も郊外にひとつだけということでした。それは泊まっている宿から橋を渡って6ブロックほどの所にあるということでしたので、一度宿に戻って屋上の洗濯物をひっくり返して、上着を持ってから行くことにしました。もし映画を観ることになれば帰るのは夕方以降になりますので冷え込みそうでしたからね。

郊外のモールはデパートがひとつだけの小規模なものでしたが、フードコートや8スクリーンのシネコンなど、モールの構成要素は満たしているものでした。アレキパなら私が見逃した「トランスフォーマー2」をまだやってるかもと期待したのですが、リマと同じラインナップでしたのでガッカリでした。時間が合う無難そうなエディー・マーフィーのファミリー向けのコメディでも観るかと窓口に向かったら、なんと12ソル(約360円)もするということでしたので止めました。リマのミラフローレスも似たような値段でしたが、同じ映画なのに国内で安い映画館と3倍近くも値段の差があるのって不思議ですよ。



baguyaarequipa

 映画をあきらめて、スーパーに買い物に行きました。

コロニアル都市の教会や博物館などは前回に見てしまっていましたし、土産物類には興味がないし、他にモールが無いということでしたので、最近になって川沿いにオープンしたという「Vea」という大型スーパーで、いつものように明日の朝食用のパンなどを買っておくことにしたのです。チリでは物価も高くなるはずですから、ペルー産のコーヒーも購入しておくことにしました。

これはそのスーパーに行く途中にあった馬具を売っている店ですが、こんな店が残っていることもアレキパの魅力のひとつです。この通りには民族楽器を扱う店も並んでいましたが、もうヨーロッパの街では見ることができない小規模な手作りの店がまだ細々と生き残っているのです。値段はそれなりにするのでしょうが、オーダーで細かい注文にも応じてくれるでしょうからマニアには価値がありそうです。



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(2009/08/13(木) 23:59)

 リマ最終日は安い映画と無料の美術館へ…
wawapan

 残念ながらリマは最終日も曇天のままでした。

まあ夕方にはこの曇天とはオサラバできますので問題は無いのですが。今日は冷蔵庫の中の食材を食べ尽くしてしまうためにサラダを作りましたが、アボカドがちょうど食べ頃でしたので美味しゅうございました。このガチャピンみたいなパンは近所で売ってた「WAWA」というものなのですが、なんだかよくわからないのです。

ナスカで観光してきた旅行者は「地上絵で見た宇宙人では…?」と言っていましたが、たしかにそうなのかもしれません。これだけ大きくて1,50ソル(約45円)と安い感じでしたが、味も玉子が多く使ってあるようで美味しかったですよ。右端のヤツは1ソル(約30円)で買ったマーガリンですが、半分ほど余ってしまいましたので、もう少し長く滞在する旅行者の方に差し上げました。重くないので次のアレキパに持っていっても構わないのですが、もしカバンの中で溶けてしまうと面倒ですからね。



gijoe

 ランチの後で「G.I.ジョー」を観に行きました。

今日までは3,50ソルと100円ちょっとでハリウッドの新作映画を観ることができたのですが、なんとセントロの大衆的な映画館だったのでスペイン語の吹き替えバージョンでした。まあ「G.I.ジョー」ですので言葉なんてわからなくても問題は無いのですが、少し損をした気分になりました。ミラフローレスの高級モールは2?3倍の値段でしたのでオリジナルの英語版だったかもしれませんが、そこまでの往復の時間や費用を考えればセントロの映画館で観て正解だったでしょう。

「G.I.ジョー」は日本でも8月7日から公開されていますから説明は不要でしょうが、派手なCG部分を除いてしまえば価値が半減どころかゼロに近くなってしまうでしょう。私は子供の頃に「G.I.ジョー」で遊んだことがありますので、ほんの少しだけ期待していたのですが、やはりその考えは甘かったようです。ちなみに今朝のネットのニュースでマイケル・ジャクソンのコンサートリハーサルの映画の「This Is It」は10月28日の公開に決まったそうですが、その頃は帰国しているはずですから観ることはできそうにないので残念です。最後のメキシコで300円以下なら観ようと思っていたのですけどね。(笑)



museobancocentral

 映画の口直しに無料の博物館に行ってみました。

この博物館はセントロの中心に近い古い銀行の建物をリノベーションしたもので、地下の分厚い扉の金庫室を金製品の出土品の展示場に利用するなど展示の演出方法も凝っていて楽しむことができました。2階の絵画はちょっと退屈でしたが、1階の植民地時代のものや地下のインカ文明の出土品は量もレベルも文句無いもので、やはり無料の天野博物館と共にリマに来たら訪れる価値があると思います。両方ともこじんまりとした博物館ですが、無駄に歩きまわされることもありませんからね。

しかしいつものことながらインカ時代の出土品を見てると、そのデザインのユニークさで心が和まされてしまいます。歴史に「もしも」は無いのですが、コロンブスの乗っていた船が難破していたりだとか、スペイン人たちが侵略して来なかったりしてインカ文明が続いていたら現在の南米はどうなっていただろうと想像してしまいました。今ではスペイン語やポルトガル語を話さない南米の人間はアマゾンの奥地に少数だけが存在するのみですが、プリミティブな展示物を見ていますと私は「キリスト教の布教も含めて西洋人たちは余計なことをしてくれたな…」と思わずにはいられないのです。



limacafestreet

 これは中心部のアルマス広場に繋がる狭い路地です。

古い石畳の路地の両側には高級そうなレストランが建ち並び、店頭に立っているレストランの人間とは馴染みなのか両手に土産物を持った行商人たちが出入りを繰り返していました。このあたりのレストランはリマがまだ人口が数千人の小さな町の時代から営業を続けているところもありそうですが、それから現代までは様々な歴史を目撃してきたことでしょう。現在でも政治的に安定してるとはいえないリマですが、インディオやメスチーソの権利や待遇改善を求めるデモ隊がこの路地の建物のガラスを割ってまわったこともあったでしょうし。

隣国のボリビアで南米初のインディオ出身の大統領が、そして南のチリではこれも南米初の女性首相が誕生するなど南米の政治もバラエティが増えつつあるのですが、保守性が強そうなリマではあまり大胆な変化は起きないのかもしれません。エクアドルの国境を越えてペルーに入国したら壁に「KEIKO FUERZA 2011」という政治的なスローガンが書いてあり、それはどうやらフジモリ前大統領の娘を支持するもののようでしたが、人口の多い都市部ではほとんど見ることがなくなりましたので今後も支持が都市部まで広がらないとするとチリに続くことは無理なのでしょう。そのあたりの可能性については2011年の選挙前になって「ニュース・ジャパン」あたりで分析されるかもしれませんが、日本で何も大きな事件が起きなければ放送されるかもというレベルでしょうから、あまり期待はできませんが。



5solbento

 宿から20分ほど歩いてバス乗り場にやってきました。

夕方の帰宅時間と重なったので真っ直ぐに歩くことができないほど混雑していたのですが、出発時間の10分前にアレキパ行きのバスに乗り込むことができました。アレキパまで1000km以上を走るわりにはバスの料金は40ソル(約1200円)と安かったので貧弱なバスを想像していたのですが、今回のバスは2階建てでしたので眺望も抜群でしたし座席のピッチも標準並みでしたので得をした気分になれました。しかしチケットを買う時に払わされることを余儀なくされた5ソル(約150円)の弁当は、作った人間がつまみ食いしたんじゃないかと疑いたくなるほど量が少ないものでしたのでガッカリでした。

走行中に流されたビデオも前世紀のアメリカのアクション映画やターミネーターのTVシリーズなどでしたので退屈だったのですが、まあこの値段で快適に東京から福岡くらいの距離を移動できましたので文句は言えないでしょう。しかし夜中はかなり冷え込みましたが、乗客の冷えに対する自己防衛が当然となっているためか暖房はありませんでした。乗客も含めて英語は通じそうにありませんでしたので、南米に対する免疫が無い日本人旅行者は戸惑うことが多いだろうなと寝袋の中で改めて考えてしまいました。特にベジタリアンなら南米を旅行するのにはそれなりの覚悟か大目のドルが必要でしょう。(笑)



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(2009/08/12(水) 23:59)

 ようやく誘惑に打ち勝って試したリマの中華料理
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 本日もうんざりするような見事な曇天でした。

先週からのリマ滞在期間中、晴れ間が見えたのはわずか1日という散々な結果ですが、明日から南下を始めることにしましたので少し気が楽になりました。宿代やバス代を支払うために両替屋に向かったのですが、本日のレートは1ドル=2,956と今までで最高値でしたので気分が良かったですよ。財布の中に持ってる総額に違いは無いのですが、地元通貨が増えたので急に金持ちになった気分になるから不思議です。(笑)

屋台や建物の軒先で簡単な料理を出している店が多いリマでは、誘惑に弱い私は歩いているとついつい試してみたくなってしまっていました。先週末から街にたくさんある中華レストランに行こうと思い続けていたのですが、ようやく誘惑に打ち勝って席に辿り着くことができました。たくさんある中から7ソル(約210円)の薄く揚げた鶏肉のフライが付いた炒飯を頼んだのですが、なんとも不思議な盛り付けでした。味は至って普通で美味しゅうございましたが。




cinegrau

 食後にバスのチケットを買っておくことにしました。

リマからは多くのバスが出ていますので当日に乗る前でも構わないとは思ったのですが、どうせ通り道だからと事前購入しておくことにしました。エクアドル国境からは60ソルの安いバスでしたから、今回のアレキパ行きはラグジュエリーな高級バスでも試してみようかなと考えていたのですが、45ソルという激安のバスがありましたので、ついつい購入しちゃいました。1晩の夜行バスが1400円ほどしかしなかったのですが、ちょっと楽しみでもあります。(笑)

バスのチケットを買った近くのGRAU通りに映画館がありましたので、「GIジョー」でも観ようかなと思ったら世界的に絶滅しつつあるエロ映画館でした。入場料は平日も休日も関係なしに4ソルで、映画のポスタ?はおろかタイトルさえも示してありませんでした。おそらく何度も何度も上映されて擦り切れそうになってるフィルムなのでしょうが、バスのチケットを買った直後でしたので「どんな雰囲気なのか観てみようかな…」という誘惑に打ち勝つことができました。もし買ってなけれな「出発を1日延ばして…」となっていたかもしれません。(笑)



ichigo1sol

 それから郊外のモールへ向けて歩き続けました。

地図で見たら近そうだったのですが、実際に歩いてみたら自動車優先に作られたバイパス道路沿いにありましたので、歩行者は回り道や歩道橋を渡ることを余儀なくさせられたのでたいへんでした。もうバスやコレクティーボに乗ってしまおうかなとも考えたのですが、1ソル(約30円)の屋台のイチゴを食べてリフレッシュできましたので、最後まで歩いて行くことにしました。

ちなみにペルーのイチゴは日本のものに比べると甘味は少ないのですが、甘いヨーグルトなどをかけてやるとすごく美味しくなるます。この後に行った郊外のモールのスーパーで夕食後のデザートに1kg入りのパックを購入したのですが、それは4,99ソル(約150円)という安さでした。



istorelima

 苦労したわりに郊外のモールは退屈な内容でした。

「ジョッキープラザ」というお馴染みの2つのデパートに挟まれた単純な2層構造の中規模なもので、欧米のブランドもいくつか入居してはいましたが、特にペルーならではの面白い店や構造上の工夫などはありませんでした。「大都市でもまだリマはこの程度なのか…」と考えながらモール内を歩いていたら、ここにもアップルの商品を扱う店を発見しました。

アップル本社の意向で「アップルストア」を名乗れないためなのか、メキシコでは「Mac Store」、エクアドルでは「MUNDO MAC」でしたが、ペルーでは「i Store」でした。店内の雰囲気は頑張って似せてありましたし、店頭のPCもネット接続されてはいたのですが、回線のスピードが遅くてイライラさせられました。また英語ができる店員さんに確認したところアイフォンも電話会社でしか買えないということでした。電話の契約をせずに買うことができるようだったら1台欲しいと思ってるのですが、やはり南米でも新品は無理なようです。



fortunecasino

 疲れたので早めに宿に戻ることにしました。

最後の夜なので冷蔵庫の食品をできるだけ食べてしまうためにデザート用のイチゴと朝食用のパン以外は新しい食材を購入するのは止めておきましたので、小さな袋を提げて5時半頃にセントロ行きのコレクティーボに乗り込んだのですが、バブル期の東京並みの渋滞に巻き込まれて1時間半もかかってしまいました。リマではあちこちで渋滞解消のための道路工事は続けられているのですが、地下鉄やLRTはおろか、専用レーンのメトロバスさえも走っていないので将来に亘って渋滞が解消される見込みは無いのです。

これは渋滞中に撮影した郊外のカジノですが、日本のパチンコ屋並みにあちこちに増殖しているようなのです。ゲームの種類は違うものの、政治的な空白で都市問題の対処が遅れがちな日本とペルーはどこか似ているように感じました。もちろん日本の方がインフラ整備は進んではいるのですが、これから本格化するであろう高齢化社会への対応という面では現在のペルー並みとも思えますのでね。



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(2009/08/11(火) 23:59)

 南米に移民を送り込んだ国がリマに残したものとは…?
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 もう見上げるのがイヤになるくらいの曇天でした。

「ロシアや中国なら空に硝酸銀を詰め込んだロケットを発射して人工的に晴れにすることができるかも…」なんてことを考えながら朝食を食べ終えてシャワーを浴び、最後の洗濯を終えました。今日から新しい週の始まりですが、週末までに今回の旅の目的地のひとつでもあるチリへ急がなくてはなりません。月曜は映画が安いのですが、それは後回しにすることにしてサン・イシドロ地区にある日秘文化会館に行ってみることにしました。

この白い立派な建物は10万人ほどの日系移民たちの精神的かつ実質的な拠り所として20年ほど前に建設されたもので、レストランや銀行などの設備が整っているのです。2階には移住資料館があるのですが、展示内容がリニューアルされていましたのでより先人たちの苦労を理解しやすくなっていました。また8階には図書室もあるのですが、私が求めていたリマの詳細な地図は見当たりませんでした。いくつかの年代の地図を並べて見比べて、リマの街がどのように成長していったのかを実感したいと希望していたのですが、日系人たちの頭にはリマの地理がインプットされており、地図を蔵書とするプライオリティは低かったのかもしれません。



taishikan

 近くまで来たので大使館にも行ってみました。

中南米の国は先住民族とのバランスの問題でどこも政治的に不安定な要素を持っているのですが、都市部とそれ以外の人口が疎らなエリア、または高級住宅地と劣悪な庶民が暮らす殺伐とした地域などの格差が大きなリマでは治安を維持するためには日本では想像できないほど配慮されています。前回は工事中だった大使館の建物はこのように完成していたのですが、5mほどの分厚いコンクリート製の上にさらに電流を流していそうな鉄製のフェンスがあって、まるで軍事要塞のようでした。

20世紀後半から世界各地で相次いだテロ事件で警戒レベルが上がったのは理解できるのですが、実際にこの威圧的な外観を見るとテロリスト側にほんの少しシンパシーを感じてしまいます。誤解の無いように書いておきますが、もちろん無垢の人間を巻き込むテロ行為はけっして正当化されるものではありません。しかしこの大使館の建物を目の当たりにすると、イスラエルの人種隔離壁の前に立ってるような錯覚に陥ってしまうのです。(笑)



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 事件があった旧大使公邸にも行ってみました。

1996年末に発生した占拠事件は秘密裏に計画されたフジモリ大統領によるチャビン・デ・ワンダル作戦で人質側はわずか1人の犠牲で解決に至ったわけですが、それから10年以上も経つというのに未だにこの土地はそのままの状態で捨て置かれていました。ここも高い壁に覆われていますので外側から中の様子を窺い知ることはできないのですが、1人の人質と10数名のテロリストが銃撃された建物は壊されていて更地になっているという情報がネットにはありました。

ここで凄惨な事件があったとは信じられないほど普通の高級住宅地の佇まいに戻っていましたが、建物の前には未だに監視小屋があって制服を着た人間が居眠りをしていました。頑丈なコンクリート壁や鋼鉄の門扉などは健在でしたが、さすがに壁の上のフェンスは錆びによるダメージで朽ち果てている個所が目立ちました。

政府は忌まわしいこの土地の売却を考えているようなのですが、買い手とは値段の折り合いが着かないまま年月だけが過ぎているようです。もしあの電撃突入の際に日本人の犠牲者が出ていたら慰霊碑でも建てられて公園化されたかもしれませんが、亡くなったペルー人はフジモリ元大統領の政敵だったという話もありますので、その線は最初から考慮されなかったのかもしれません。またしても国の借金が最高額を記録したということですし、この土地は我々の税金で賄われているはずですから、早く何とかしてもらいたいものですが…



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 旧公邸を見て、新公邸への興味も沸いてきました。

ちょうど隣の豪邸から出てきた住民の方に新公邸の場所を聞いてみたら、6ブロックほど先にあるということでしたので、そちらもついでにチェックしておくことにしたのです。新公邸は占拠事件の後に立案されて建設されたものですから、さぞかしセキュリティに配慮した頑丈な建物なのだろうと予想していたのですが、はるかに私の想像を超えるものでした。サラベリーという大きな通りに面しているためか、コンクリート壁は3mほどの高さに抑えられていますが、その上に同程度の鉄柵があって、それは戦国時代の砦のように2重構造になっていたのです。敷地のコーナーや巨大な鉄扉の周辺にはいくつもの穴が用意されていましたが、威嚇効果が大きいとは言ってもちょっとやりすぎなんじゃないかなと思いました。

もちろんこの新公邸も我々の税金で建てられたわけですが、この設計図をチェックして認印を押したであろう当時の在ペルー大使や外務大臣の常識を疑いたくなりました。こんなに厳重な建物の中に24時間警備されながら住んでいたら自分が偉くなったような錯覚に囚われてしまうのかもしれませんが、東京のビジネスマンたちが昼食は250円弁当で我慢したりしていて日本経済が大借金の上に成り立っていることを考えていただきたいものですよ。



larcomar

 最後にまたミラフローレスに行ってきました。

海に沈む夕陽を期待していたわけじゃないのですが、ちょうど夕暮れ時でしたので海岸まで行ってみましたが、どの方向に太陽があるのかさえわからないような「完璧なる曇天」でした。それで気分転換に先日は歩き疲れていて断念しちゃったミラフローレスの東側エリアに作られていた「LARCOMAR」という商業施設に行ってみたのですが、太平洋を見下ろす崖に埋め込まれるように作られた斬新な構造はなかなか新鮮でした。

おそらくこの商業施設の立地は風雨により侵食された谷間だったのでしょうが、そこに商業施設と駐車場をはめ込むことで地上部分には広い公園が出現したわけですから、その谷間をねぐらにしていた野鳥以外のすべての人にとって悪くないアイデアだと思いました。モール内のテナント構成はたいしたことはありませんでしたが、ミラフローレスは金持ち相手の観光地でもありますので、この商業施設の中心部の円形の地下1階にはかなり気合が入ったアルパカ専門店が入居していました。その店内の片隅ではインディオのおばさんたちが敷物の上に座って糸を紡ぐ実演をしていたのですが、「このインディオたちは占拠事件の犯人のテロリストと同郷なのかも…」とバカな想像をしちゃいました。(笑)



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(2009/08/10(月) 23:59)

 要塞のような和食屋があるリマの平和な日曜日
mariazou

 やはりリマは日曜日も曇天のままでした。

「日曜も晴れないなんて神も仏も無いのか…」と心の中でボヤきつつ朝食を食べていたら、間延びした音楽と共に宿の前までやってきてくれました。この画像はマリア像でしたが、撮影した後に通りに出て追いかけてみたら行列の先頭に十字架を担いだキリスト像がありました。最後尾はパトカーがゆっくりと努めていましたが、交通量が少ない日曜だから一時的に道路を占拠しても問題ないのでしょう。

アンデスの田舎の村でやっていそうなことを大都会のリマで続けられていたのが意外でしたが、なかなか楽しいサプライズでした。おそらく行列の出発地点はサンフランシスコ教会なのでしょうが、どこまで行って戻るのかは不明です。しばらく周りの様子を見ながら一緒に歩いていたのですが、信仰心が無い私は空腹感が増してきたので中央市場方面に離脱しちゃいました。



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 日曜の中央市場も活気がありました。

お目当ての魚売り場はすぐに見つかりましたが、種類はそれなりにたくさん並んでいたのですが、意外に安くなかったので「見学」だけになってしまいました。市場の食堂のおばさんからはペルー名物のセビッチェを薦める声が聞こえてきましたが、ちょっと観光客ズレしてる雰囲気でしたので止めておきました。市場の南側から出ると中華街なのですが、1,50ソル(約45円)で美味しそうな肉まんが湯気を立てていましたので、ついつい衝動買いしてしまいました。さすがに1個ではランチには足りなかったので左右をキョロキョロしながら歩いていたらセビッチェの屋台で見慣れないグラスで食べている人がいましたので「それ何?」と聞いてみました。

平面的なセビッチェを立体的に盛り付けたような「LECHE DE TIGRE」というものでしたが、3ソル(約90円)とセビッチェよりも値段も手頃でしたので試してみることにしました。まずグラスに海草やさらした玉ねぎを入れ、それにセビッチェと同じ生の魚をマリネしたものを投入し、白い液体で満たしてから、揚げたチョクロ(白いとうもろこし)と揚げたイカでアクセントを付けるという感じの食べ物でした。「トラの乳」というネーミングがどこから来たものかは聞いても理解できませんでしたが、色がミルクに似ていたのは確かです。味はセビッチェと似たようなもので、途中で飽きてしまったのですが、初体験でしたので不満はありませんでした。



starbuckscoffeelima 

 食後は中華街から南へ歩いて行くことにしました。

本日の最終目的地は高級住宅街であるミラフローレスでしたが、その途中にバス会社がたくさん並んでいましたので、次のアレキパ行きのバスについて下調べもしておくことにしたのです。バス会社のエリアが途絶えたあたりからは自動車の部品屋が店を構えるゾーンになったのですが、それをさらに南下して行ったらリマにあるとは信じられないモダンな中高層のビル群が見えてきました。

銀行の近くで建設中だったのはウエスティン系列の高層ホテルでしたが、そこからさらに南下したら「RIPLEY」という中規模なデパートがあり、なんとその1階にはスターバックスがありました。この新興ビジネス街はサン・イシドロというエリアにあるのですが、外資系の企業が多く集積しているようでした。「RIPLEY」の隣には「saga falabella.」という店名にピリオドが付いた別のデパートがあり、そこにはスーパーの「TOTTUS」が入っていました。さらにその隣には「METRO」があったのですが、バラバラに建てるより集合させてモールにすれば良かったのにと思ってしまいましたよ。



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 サン・イシドロからさらに南へ歩いて行きました。

疲れたらバスに乗ろうと思っていたのですが、「METRO」で買ったパパイヤとポンカンみたいなオレンジを食べて少しリフレッシュできましたので、ミラフローレスまで歩いちゃうことにしたのです。地下に掘り下げられた高速道路沿いを歩いていたら、リマ在住の邦人なら知らない人はいないという「FUJI」という日本食レストランがありました。高級店ですので私は試したことが無いのですが、1996年に発生した日本大使公邸占拠事件の時に現地取材した日本人記者たちにとっては懐かしい名前なのでしょう。

記者たちは何度か交代をしたでしょうが、解決までに4ヶ月ほどかかった大事件でしたから、この高級店で数十回も経費で海の幸を楽しんだ記者もいたと思います。レストランにとっては「特需」のようなものだったと思うのですが、その売り上げ急増の噂が広まらない内に塀に防犯工事を施したんじゃないでしょうか。まさか民間の飲食店をテロ組織が狙うことは無いでしょうが、単純に売り上げを狙おうという悪人どもを威嚇するのには有効でしょうからね。また「テロ組織に狙われるかも…」と不安視する政府関係者に安心して食事してもらう意味もあったのでしょう。しかしちょっと異様な外観ですよね。(笑)



niraflores

 何とか日暮れ前にミラフローレスに到着できました。

以前にレンタカーで行った時はあっという間でしたが、さすがに歩くとなると3時間ほどかかりました。しかし苦労しただけのことはあり、太平洋の景色は格別のものがありました。無神論者の私には神も味方してくれなかったようで、当然のように低い雲が西の空を覆い尽くしていましたが、それは赤道からの距離の影響でミラフローレスに宿命付けられたもののようですから仕方がありません。もし夕陽を少しでも見ることができたらラッキーだと考えていましたが、ロシアン・ルーレットより確率は低そうですからすんなりと諦めることができました。

しかしミラフローレスの街にもサン・イシドロと同じデパートやスーパーが揃っていましたし、海岸沿いには次々と洒落たコンドミニアムが建設されていて見違えてしまいました。また海からの風を利用したパラセイリングが行われていたり、アクロバティックなスケートボードのリンクができていたり、鷹匠が訓練をしていたりと盛りだくさんでなかなか楽しむことができました。ここで生まれ育てば夕陽を滅多に見ることができないことだって普通のことでしょうし、サン・イシドロやミラフローレスの豪邸には大きな乾燥機が設置されているでしょうから何も不満は無いのでしょう。



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 ミラフローレスのスーパーで夕食の買い物をしました。

生のイカやタコの切り落とし部分や貝類などのサイズが小さなものなどがミックスされた500gのパックが3,50ソル(約110円)と格安でしたので、先日の野菜と合わせてワサビ醤油ドレッシングのシーフードサラダに仕上げることにしました。南米で生魚というと抵抗がある方もいらっしゃるかもですが、ミラフローレスは高級なエリアですので問題ないと思います。熟したアボカドもワサビ醤油との相性はバッチリでしたし、割安に生野菜と生魚を満喫できて良かったですよ。


しかし500gはさすがに1回では食べ切れる量ではありませんでしたので、残りは中華麺と炒めてシーフード炒麺にしようと考えています。いくらミラフローレスで買った食材とはいえ、2日目以降は火を通した方が安全でしょうし。ちなみに皿に乗ってるパンは1kg4,99ソルの量り売りのヤツですが、イタリアのパンに似ていてたいへん美味しゅうございました。紙皿の上のヤツは見た目が美味しそうだったので2,30ソルでデザート用に買ってみたのですが、中のドルチェ・デ・レーチェがスカスカでちょっと笑ってしまいました。



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(2009/08/09(日) 23:59)

 なぜかリマの中華街でいなり寿司のようなものが…
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 今朝のリマはほんの少しだけ霧雨が降っていました。

エクアドル国境からの狭苦しい長距離バスでの19時間の長旅の疲れと安いビールのおかげで泥のように眠れたのですが、ブラインドを開けてみたら鉛のような雲が覆っていましたので少し損をした気がしました。屋上に干していた洗濯物を思い出して慌てて取り込んだのですが、先日の昼に干した時とほとんど変わらない感じがしましたので、空を見上げて心の中で「そんなんじゃリピーターが増えないぞ…」とぼやいてしまいました。朝食、ネット、シャワーと一連のパターンを済ませて、「日本じゃお盆の渋滞が始まったのか…」などと地球の裏側について思いを巡らしたりしました。

昼を過ぎて多少は雲が晴れてきたので宿の近くの中華街に行ってみたのですが、週末ということもあって多くの家族連れで賑わっていました。かつては華僑系の店が細々と営業していたサミシイ雰囲気の通りが賑やかな歩行者天国になっていて、安っぽい中華風の門まで作られていました。その中の1軒のレストランでは10ソルで沖縄そばを食べることができると日本人旅行者の間では有名なのですが、昨晩の夕食がラーメンでしたので試す気にはなれませんでした。店頭に大福やいなり寿司があったので、2ソルのいなり寿司を試してみたのですが、期待したのとは微妙に違う南米風のものでした。他の物価を考えると300円の沖縄そばも60円のいなり寿司も法外なものに思えてしまいましたが、日系移民が少ないエリアに住む日本人からしてみますと贅沢な話かもしれません。



limanourayama

 食後に街の北側の外れまで散歩してみました。

サンフランシスコ教会の裏手には川があり、それに沿って鉄道が走っているのです。その向こう側には標高400mほどのサン・クリストバルの丘があって、急斜面にカラフルな家が張り付くように建っているのですが、そのあたりは廃材を集めてセルフビルドしたような旅行者向きで無いヤバいエリアなのでしょう。丘の上まで道路があるようですから、レンタカーでも借りれば登って眺望を楽しむことができると思うのですが、歩いて行くのはたいへんでしょうし、途中で追い剥ぎに遭う可能性も高そうですので止めておくのが賢明でしょう。

この画像のいちばん手前が川沿い空き地なのですが、そこには移動遊園地がやってきていましたし、手前側はかつての遺跡を生かした歴史公園みたいな感じに整備されていました。かつて川に面して乱雑に建ち並んでいた貧民住宅を立ち退かせて、モダンな集合住宅に生まれ変わっていたりと、リマの街はそれなりに変化していたのですが、どれも中途半端な感じがしてしまいました。素直に拍手してあげる気になれないのはリマの天候のせいでは無いと思います。



limanoarcade

 それから土産物屋が並ぶモールへ行ってみました。

天井がガラス張りの歴史ある重厚な建物の中を歩いて行けば東西を通り抜けられるパサージュになっているのですが、猫が通路の真ん中で昼寝しているのが象徴しているように繁盛してるとは言いがたい商業施設でした。欧米の観光客向けの安い土産物屋が通路を塞ぐかのように両側から迫り出してきているのですが、これはまったくダメな例だと思います。この通りには郵便局もあるのですが、それも含めてすべて追い出してモスクワのグム百貨店のように高級路線でリノベーションすべきだと思いました。

また街の北側は東京でいえばかつての浜松町の裏手みたいに小規模に印刷業を営んでいる町工場がたくさん残っているのですが、これもエリアの一角に窓口業務だけ残して郊外の工業団地にそっくり移転させるべきでしょう。それによって空いたスペースにはシンガポールのチャイナタウンを真似して洒落た飲食店や小規模な外国人ウケするホテルを誘致すれば良いと思います。



moneychanger

 3時頃にソルの所持金が底をついてしまいました。

リマの街には多くの路上販売や屋台があり、そのほとんどが1ソルだったりしますので、誘惑に弱い私は試さざるを得ないのです。それでついにポケットの中がオモチャのようなセンタボのコインだけになりましたので、20ドルだけ両替しておくことにしたのですが、ちょっとした問題がありました。両替屋のレートは2,952で20ドルだと59ソルを超えるはずなのですが、小額だと58ソルだということだったのです。わずか30円ほどの差ですが、そんな両替屋の理不尽な都合では納得する気にはなれなかったので数軒をハシゴしちゃいました。もう今日は両替しないでおこうかとも思いましたが、それだと夕食が先日と同じ献立になってしまうので、スーパーの近くの銀行の58,6ソルというので妥協してしまいました。

この画像はリマでいちばん賑わう歩行者天国のラ・ウニオン通りの路上で両替をしているおばさんです。お揃いの黄色いベストを着て「ドラレス!ドラレス!」と連呼しているのですが、さすがに路上で両替する気にはなれませんのでレートは確認していません。このような両替人たちはある程度のまとまった現金を持っているでしょうから悪いヤツに狙われるんじゃないかなと思うのですが、バックに怖い人たちが控えているので安心なのかもしれません。



metrorice

 現金を手にしてスーパーに買い物に行きました。

バゲットが1ソルと安かったので、今日は野菜をたくさん買ってサラダを山盛り食べることにしました。どうしても旅行中は生野菜を食べる機会が減りますので、今日はそれを補う献立にしたのです。また鶏の砂肝が安かったので、それをバター炒めしてサラダに乗っけることにしました。それだけじゃちょっとサミシイ感じがしましたので、2ソルのキッシュもカゴに入れちゃいました。

この画像は夕食とは無関係の特売の750gの米の売り場なのですが、「2X1」というのは2個で1個分の値段ということみたいです。つまり1,5kgで1,55ソルということのようですが、無茶苦茶に安いので驚かされました。1kgが30円ちょいということになりますが、日本で問題となった工業用の米より安いんじゃないでしょうか。短期間の滞在では消費しきれないですから買いませんでしたが、どんなレベルの米なのか味見してみたかったですよ。



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(2009/08/08(土) 23:59)

 薄暗い印象のリマの街はやはり今日も煤けていました…
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 朝のラッシュでリマ到着は予定より少し遅れました。

首都へ向かう幹線道路には見たことが無いような郊外店がたくさんオープンしていましたので時代の変化を感じることができたのですが、リマの中心部はそれほど変化がないみたいでした。まずバス会社のターミナルの近くの屋台で2ソルの朝食を食べてから、30分ほど歩いて安宿にチェックインして熱いシャワーを浴びました。宿の屋上で洗濯を済ませて空を見上げたのですが、相変わらずの曇天でしたので「こりゃ乾かないな?」と憂鬱な気分になっちゃいました。

熱いコーヒーを飲んで一息ついたところで遅いランチを食べるために外出したのですが、やはりリマの街角には今も装甲車が停まっていました。私が初めてリマを訪れた日には軍隊がデモをしている民衆に向かって装甲車から大量の水をかけているシーンを見かけたものでしたが、その時代より平和になっているとはいえ、未だに民衆を威嚇するかのような配備は続いているようです。



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 リマの街は現在もどこか煤けた印象があります。

リマの沖合いの海上には常に湿った空気が停滞しており、それに地表から舞い上がった土埃や排気ガスなどの微細な物質がくっついてリマの街の建物を隅々まで汚しているみたいなのです。つまり同じ西海岸の都市なのに、年中晴天のLAとは間逆の土地柄なのですが、人件費が安いためか今日も街のあちこちでこのような無駄とも思える抵抗が続けられているのです。

リマの街は歩道の整備中で段差が少ない見た目にもキレイな街に生まれ変わろうとしているのですが、それらの計画を台無しにする元凶がそのままではあまり意味が無いかもしれません。リマの街の印象を変えるためには光触媒のような新技術を総動員するしかないと思うのですが、それは予算的に厳しそうです。ならば開き直ってわざと煤けたまま放置してみるのも面白いんじゃないかなと思うのですが、それを街中で意思統一するのも難しいのでしょうね。



limanotabemono

 ランチは割安感がある中華にしようかと考えていました。

しかし1ソル(約30円)の何やら不思議な丸い揚げ物がありましたので世界の屋台マニアの私としては試さずにいられませんでした。注文したらおばちゃんが小皿に刻んだキャベツと丸い揚げ物を乗せて、トングで切れ目を入れました。そして2種類のタレをかけてくれたのですが、ひとつはミルク状のヨーグルトで、もうひとつは薄めたサウザンド・ドレッシングみたいな感じのものでした。

揚げ物は外側がイモで、中心に少しだけ野菜や挽肉が入っていました。日本のコロッケの衣が無いみたいなものでしたが、それなりに美味しゅうございました。揚げたてならもっと美味しくいただくことができたと思うのですが、ランチタイムはとっくに過ぎていましたので仕方がないでしょう。この他にもあちこちの屋台をハシゴしてしまいましたので、中華のランチは明日ということになりました。



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 夕食と明日の朝食を買っておくことにしました。

「TOTTUS」というカルフールのようなハイパーメルカドが街外れにできていたのですが、そこのパンのコーナーはなかなか充実していました。1kgが4,95ソル(約150円)のコーナーのパンを4種類ほど買ってみたのですが、わずか1,18ソル(約38円)という安さでした。ビールも大瓶が3本で2本分の値段というキャンペーンをやっていましたので、1本あたり50円ほどしかしませんでした。

夕食用には1,80ソル(約55円)の500gの生の中華麺と1ソル(約30円)のネギを1束購入しました。魚貝類コーナーで1kg26ソルぐらいで売っていた生エビを入れたラーメンを作ろうかなと思ったのですが、ソルの残金が乏しかったので諦めざるを得ませんでした。



casadecambio

 スーパーの帰りに円の両替を試みました。

サンマルティン広場の近くに両替商がずらりと並んでいたのですが、今日のドルのレートの最高値は2、947でした。それで日本円はというと2,850までしか上がらないのです。アメリカ発の不況の時から1ドルが90円台の時代が続いていますので、本来なら円の両替率の方がドルより高いはずなのですが、未だにドル神話が残るペルーではドルの方が高く買われているようでした。

まるで日米のアップルストアのPCの値段の差みたいなことがリマでも起こっていたのですが、こんな逆転現象の中で両替する気にはなれませんでしたので、今日は両替するのを止めて宿に戻ってからネットで良策を探すことにしました。幸いなことに今回の宿は部屋では無理なのですが、屋上でならWIFIで接続できるのです。ただ夜は冷えますので短時間で済ませなければならなのですが…(笑)



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(2009/08/07(金) 23:59)

 久しぶりに難易度が高い国境を越えてペルーへ
migracion06082009

 クエンカからのバスは暗い内に到着しました。

ペルーとの国境の町に早朝に着いてもイミグレーションが開くのは7時からということでしたので、何もやることがありませんでしたからターミナルの待合室でコイルヒーターでお湯を沸かしてコーヒーを飲んだりして待っていました。コーヒーを飲みながらPCを充電していたら田舎町だというのにWIFIの電波が飛んでいましたので、表の薄暗い道路に出てみることにしました。暗闇ではノートPCの画面が光るので引ったくりに遭うリスクはありましたが、銃を持って警備してるおじさんが見える範囲なら大丈夫だろうと判断したのです。(笑)

結果は接続することはできたものの、何もDLできませんでした。明るくなってから別の場所で再トライすることにして、バスで一緒だったエクアドル人の親子とタクシーでイミグレーションに向かうことにしました。このウアキージャスという町のイミグレーションはなぜか国境の反対側に5?6kmほど行った所にありまして、タクシーで1,50ドルもかかりましたが相乗りすることで出費を抑えることができたのです。エクアドル人の親子と一緒で無ければ遠回りしてボラれたりしたかもしれませんし、まったく困った国境でした。



cyosyoku06082009

 出国手続きをしてタクシーで国境に向かいました。

そのままペルーに向かうというエクアドル人の親子を見送って、ペルーの通貨であるソルを持ってない私はエクアドル側で何か食べておくことにしました。このエクアドル側のウアキージャスとペルー側のアグアス・ヴェルデス間のネットでの旅行者の評判はすこぶる悪かったので、何度も往復してるというエクアドル人の親子と行動を共にしようかとも思ったのですが空腹には勝てなかったのです。

国境の町はどこも活気がありますが、ここも例外では無く多くの食べ物や衣料品などの屋台が並んでいました。外国人に評判が悪いためか、私以外にアジア風の顔立ちは皆無でしたので目ざとい屋台のおばさんから「朝食、1.50ドラレス!」と声がかかりました。セットのコーヒーが最初から甘い砂糖入りでないことを確認して席に着いたのですが、わずか10秒足らずで運ばれてきました。揚げた魚と茹でたキャッサバ風のモラというイモの上にマリネしたオニオンなどがかかった簡単なものでしたが、なかなか美味しゅうございました。

ちなみにテーブルの上には黄色く着色してあるであろうペルーが世界に誇る(?)インカ・コーラが置いてありましたので、いよいよ次はペルーかという気分が盛り上がってきました。満腹になってメルカドなどがある街の中心部に戻り、なんとかWIFIを拾ってメールチェックなどを済ませることができたので出国の準備はすべて整いました。



peruborder06082009

 久しぶりに国境を歩いて渡りました。

最近だと今年の4月にマカオと珠海の間を歩いて渡りましたが、マカオはもう中国に返還されていますので厳密には国境ではありません。その前だと2008年秋のタイからカンボジアだったかな。この「ペルーへようこそ」という看板の先からがペルーだと思うのですが、ゲートも何も無かったので両国の国民は自由に往来しているようでした。この国境の橋の上には両替屋のお兄さんたちがたくさんいて声をかけてくるのですが、ニセ札を紛れ込ませるという悪評がありましたので無視しました。たとえ小額であってもイヤな思いはしたくないですからね。

国境の橋にはオフィシャルな感じの小屋があり、中に制服を着たおじさんがいましたので日本のパスポートを出してスタンプを押す仕草をしてみせたら「3キロメートル先に入国管理の事務所がある」ということでした。小屋から出たら怪しそうなおじさんが作り笑い顔でやってきて、50セントでバイクでイミグレーションまで送ると持ちかけてきたのですが、到着したら5ドルと言い出しかねない雰囲気でしたので歩いて行くことにしました。ペルー側の雰囲気も見ておきたかったですし、早朝で頬を撫でる微風も心地良かったですからね。



migracionperu06082009

 30分ほど歩いたらイミグレーションがありました。

アジア人を見つけた怪しそうなおじさんが「どこから来た?ハポンか?良い国だ!」と寄ってきて入国審査用の紙を押し付けようとしましたが、丁寧に断って自分で窓口に行ってから用紙をもらって記入しました。入国審査は驚くほど簡単に終わりましたし、荷物の検査も皆無でした。20キロメートルほど先のトゥンベスあたりまでなら両国の出入国審査無しで行き来しても何も問題が無さそうな雰囲気でしたが、おそらく地元の人たちはそうしてるのでしょう。

入国審査が終わって両替屋を探したら机と椅子だけで取引をしてる簡易なものしかありませんでしたし、両替率を聞いてみたら1ドルが2,80ソルと低過ぎましたので換える気になれませんでした。しかしここはもうペルーですから次のトゥンベスに行くためには地元の通貨がどうしても必要なのです。英語を喋れそうな旅行者が来たら相談してみようかなと思いながらイミグレーションの周りをウロウロしていたら先ほどの怪しいおじさんがやってきて「トゥンベスまでならコレクティーボで2ソルだ」と教えてくれました。私が「ドルしかないんだけど…」と小銭を見せたら、それを数えてポケットに入れて3ソルをくれました。小銭は全部で1,30ドルくらいあったはずですから、両替率は良くは無かったのですが、ポケットの中の重たいコインが処分できたので不満はありませんでした。2ソルと1ソルのコイン(約100円)を握り締めてコレクティーボに乗り込みました。



bustolima60sol

 トゥンベスまでは1時間弱かかったようです。

途中の小さな町で客を拾ったりしていたせいだと思うのですが、夜行バスであまり眠ることができなかったので、コレクティーボの中で熟睡しちゃったのでアッという間に到着した感じでした。町の手前で「どこで降りたい?」と聞かれたので「バスターミナル」と答えたら町の中心らしき所で降ろされました。こんな街中にバスターミナルがあるのかなと半信半疑だったのですが、近くにバス会社のブースがありましたので入ってみたら、私が次に行きたいと思ってるチクラヨという町へのバスは夜行しか無いということでした。それで両替屋の場所を聞いてみたら次のブロックにあると教えてくれました。

1ドルが29,2ソルと両替率は悪かったのですが、他に選択肢は無さそうでしたので最小限だけ換え、バスターミナルに行ってチクラヨ行きのなるだけ出発時間が早いを探そうと考えていたのですが、障害にぶち当たってしまいました。トゥンベスにはバスターミナルが存在していなくて、バス会社はメインストリート沿いに個別に営業所を持っていたのです。ですから2キロメートルほどの両側に点在しているバス会社をしらみつぶしに聞いて回るしか方法が無かったのです。

結局チクラヨ行きのいちばん早いのでも夕方に発つものしかなく、それだと23時過ぎに到着ということでしたので、あきらめて5分後に出発するという60ソルのリマ行きに乗ることにしました。それなら朝の9時に到着ということでしたから、いちばん時間を有効に使えて合理的かなと判断したのです。面倒な国境越えとバス会社巡りで疲れていましたので、早く乗り込んでしまいたいという気持ちが強くて、目の前のバスに乗ってしまったのです。3時間後には50ソルでリマまで行くバスがあったのですが、「もしもそのバスが満員になっていたら100ソルを越える食事付きの高級バスしか選択肢が無くなってしまうかも…」と心配になりましたので妥協しちゃったのです。



lomodinner06082009

 60ソルの長距離バスはかなり窮屈でした。

いちばん前の席で景色を楽しもうと車掌の後方の3番を選んだのですが、ブラジル製のバスは乗客の席と間仕切りがあるタイプでしたので最悪でした。いちばん前でしたので前の人にリクライニングされるということはありませんでしたが、足元がギリギリでしたので「長旅なので高級バスにすべきだったかな…」と少し後悔しちゃいました。

60ソルのバスは飲み物のサービスさえ無くて乗り込んで来る物売りから買うしかないのですが、夕食の時間だけは30分ほどバス会社のターミナルに停まってくれました。2階にあったカフェテリアでフレンチフライと牛肉と玉ねぎを煮込んだような料理を試してみたのですが、これで6ソル(約200円)でしたから食べ物に関してはエクアドルより少し安そうでした。またペルーには日系移民が多いためかもしれませんが、お米の質もエクアドルのものよりマシでした。



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(2009/08/06(木) 23:59)

 真夏のようなグアヤキルから初秋のようなクエンカへ
pan90

 赤道に近くてもグアヤキルは爽やかでした。

昼間は真夏のように暑かったので心配したのですが、日が暮れると海風が吹いて涼しくなったのです。ホテルには薄いリネンしか無かったので、朝方は少し肌寒いくらいでした。今回のホテルにはキッチンが無かったので、今回の旅行で初めてコイルヒーターでお湯を沸かせてコーヒーを飲みました。日本を出てから1ヶ月ほどになるのですが、旅に出てこれほど長くコイルヒーターを使わなかったのは初めてでしたよ。

部屋でブログの文章を書き上げて、それをアップするためにセンテナリオ公園近くまで散歩しました。途中にパン屋があったので60センタボのハムが入ったパイ風のものと30センタボの煮込んだフルーツが入った甘いパンを買いました。2個ともかなり大きめのサイズでしたから朝から満腹になってしまいました。



10deogosto

 グアヤキルの街も大きく変化していました。

このクラシックなビルはかつては廃墟のような感じで海岸に面して建っていたのですが、海に張り出すような感じで木製のデッキが作られていたので内陸に建ってる感じになっていました。横にあったビルもそうでしたが、内外装共にキレイにリノベーションしてあり、まるで違う雰囲気になっていたのです。

また海外線から2本目のパナマ通りは歩行者専用道路になっていて、美術館や飲食店などが建ち並んでいました。さらに内陸側の2本の道路にはメキシコのメトロバス風の新しい交通体系が整備されていて、グアヤキル内の南北の行き来を楽にしているようでした。また街中にはまだ映画館も残っていましたし、街には活気がありました。それで郊外のモールはたいしたことがないんじゃないかなと思って先を急ぐことにしました。



seafoodandbeer

 昼過ぎに市バスで郊外のバスターミナルへ向かいました。

今日はどこまで南下するか決めていなかったのですが、とりあえずエクアドル第3の都市であるクエンカまで行ってから考えることにしました。良さそうな街なら泊まっても良いですし、どこにでもありそうな単なるコロニアル都市であれば先に進めば良いと考えたのです。クエンカまでのチケットは最初は8ドルでしたが、競争が激しいのか他所のカウンターに値段を確認しに行く素振りを見せたら6ドルにまで下がりました。

グアヤキルのバスターミナルは3階建ての立派な建物で、中はまるでショッピングモールのようでした。1階にフードコートがあったのでランチを食べることにしたのですが、昨晩に引き続きシーフードにすることにっしました。魚とトウモロコシのスープとエビと魚の串焼きのセットメニューが2.10ドルでビールの小瓶が1ドルと街中より少し割高な感じがしましたが、焼きバナナも付いていてエクアドルらしくて良かったと思います。ビールを出す前に店員さんがボトルを紙ナプキンで被ってくれたのですが、これは昼間だからなのでしょうか。



yamamoribanama

 バスは定刻を少し過ぎて出発しました。

いくつものカーブを曲がって高度を上げてゆき、濃霧の中を抜けたら阿蘇を数倍デカくしたような雄大な景色が待っていました。牛や羊が草を食む牧歌的な光景だったのですが、1匹だけリャマみたいなのも見かけました。長い三つ編みがトレードマークのインディオのおばさんたちも普通に歩いていましたし、珍しいことにおばさんたちの格好をそのまま小さくしたかのような少女もいました。

雄大な景色は私のデジカメでは表現できないので、途中の村の様子をアップしておきます。ビールを売る店の前にバナナを積んだ3輪自転車が停めてあるのですが、周りに人影はありませんでした。無用心な感じがしましたが、誰もバナナを盗んだりしないのでしょう。自転車にさえカギが無いかもしれなせん。バナナの産地には平和なイメージがありますが、この村では警察沙汰の事件など起きたことがないかもですね。



churrascoandbeer

 日が暮れてからクエンカに到着しました。

まずはターミナルのバス会社のブースを周り、次の町への時刻表をデジカメで撮影しました。それから25センタボの市バスでセントロまで行ったのですが、ちょうど街中が店仕舞いしている時間帯でした。それほど空腹では無かったのですが、選択肢が無くなる前に何か食べておくべきと判断してファストフード風の店に入りました。手頃なハーフサイズのシェラスコというのが3.40ドルでビールが1ドルと少し高い感じでしたが、好物のアボカドが半分も乗っていましたので満足でした。

店ではWIFIを拾うことができなかったので店を出てしばらく歩いてからネット接続したのですが、クエンカの街は人口規模が少なくて1泊する価値も無さそうでしたのでバスターミナルまで歩いて戻りました。南米が初めての人にとってはクエンカという街は魅力的なのでしょうが、私にとっては中南米にいくつもあるコロニアル都市のひとつに過ぎませんので先を急ぐことにしたのです。私も昼間の店が開いてる時間帯に到着していたら1泊していこうかという気になったかもですが、フリホーレスと共にちょっと食傷気味なもので…(笑)




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(2009/08/05(水) 23:59)

 残雪が見えるキトから真夏のグアヤキルへ…
bus8us

 今朝は暗いうちに起床して荷造りをしました。

開いたばかりのパン屋で買ったパンを食べながらガイドブックの地図など撮影して、同じ方向に行く旅行者の方とキトの南側のバスターミナルまで一緒に行くことにしました。いつものように25センタボ払ってメトロバスに乗ったのですが、観光案内所でいただいた地図には一昨日行ったレクレオというモールまでしか載っていませんでしたし、メトロバス内の表示も終点の長距離バスターミナルのことが描いてありませんでしたから少し不安になりました。

まだ完成したばかりの長距離バスターミナルはキトのものとは信じられないモダンな造りでした。1階のインフォメーションで行き先を告げると2階でチケットをと教えてくれました。8時20分のバスは出たばかりでしたので、次の9時発のチケットを8ドルで購入したのですが、20センタボの長距離バスターミナルの使用税を別に払わされたのです。私はそんなものはバス料金に含めておくべきだと思いますし、バスのターミナルまで使用税を取るという発想が他にも広まりそうですのでイヤになってしまいます。大昔はバスは街の中心から出発して、次の街の中心に到着していて便利でしたが、最近じゃかなり小さな町じゃないと郊外に連れていかれてしまいますから不便ですしね。



toumorokoshi50

 意外に早くチョクロを試す機会が回ってきました。

先日の午後にノルテの市場で見かけたチョクロという白いトウモロコシを久しぶりに試してみたいと思っていたら、キトを出てしばらく坂道を下って風が温かくなってきた頃に車内に売り子がやってきたのです。まだランチタイムには早過ぎたのですが、次にまたチョクロ売りが来るかはわかりませんでしたから50センタボを払って購入しました。

大粒のチョクロは食べやすくて、味も日本のスイートコーンのように甘味は少ないのですが上品ですから日本人にもウケると思います。普通にこのまま食べるのも良いのですが、ほぐした粒をサラダなどに入れるのも良いでしょう。市場で生のチョクロを数本買って日本にお土産として持ち帰りたいくらいですが、さすがに植物検疫と日数の関係で無理でしょう。



monouri

 バス移動の楽しみは途中の町の景色です。

国道沿いの普通の市民生活を垣間見ることができて興味深いのですが、標高が高いキトから海岸の街のグアヤキルまで降りてくる途中には気候の変化も大きいのでなおさらなのです。エクアドルという国名が示すように赤道に近いため、ビデオを2本観て6時間ほど走ってグアヤキルに近くなってきたら、暑さを凌ぐために湿地の上の高床式の住宅なども見え始めました。

またエクアドルではまだ窓が開くタイプのバスが主流ですから、車中から売り子に合図を送って商品を買うということもできます。そのうちにエクアドルでも窓が開かないタイプのバスが主流になるでしょうから、将来はこういったほのぼのとした景色は見ることができなくなってしまうかもしれません。今回のバスでは誰も生きた動物を車内に持ち込む人がいませんでしたし、時代はゆっくりですが確実に変わっているようです。



yakibanana

 今回のバスで初めて経験したのがコレです。

焼きバナナは何度も試したことがあるのですが、これは切れ目を入れて白いチーズと砕いたピーナッツを乗せてあったのです。単に焼いただけとか、揚げただけのことが多い南米で2つの食感を楽しめる工夫がしてあったことに少し驚いたのですが、売り上げを伸ばすために焼きバナナ屋の家の若い娘が助言したのかもしれません。

これも50センタボでしたが、今回の8時間のバス旅行の中で試したものの中ではNo,1でした。しかし欲を言わせてもらえれば、ケソとピーナッツの間にスライスしたアボカドを1枚入れると見た目がさらに良かったと思います。まあバス移動するタイプのエクアドル人の旅行者はそこまで望んではいないでしょうけどね。(笑)



arozzoconcamaron

 日暮れ前にバスは郊外に到着しました。

グアヤキルは久しぶりでしたが、降ろされた近くには大きな空港が完成していて驚かされました。25センタボの市バスに乗ってセントロに向かったのですが、20階建て以上のビルがいくつも建っていましたので見違えてしまいました。グアヤキルは昔もそれなりに大きな街だったのですが、予想以上に成長していたのです。

ホテルにチェックインしてしばらくのんびりして、8時過ぎに空腹になってきましたので街の中心部まで歩いて行きました。夜が早いキトのセントロならファストフードの店くらいしかやってない時間ですが、さすがに大都市ですから選択肢はいろいろとありました。やはり海に近いので海産物をと思って、2,80ドルのArozzo con Camaronと1ドルのビールにしてみたのですが、大きめのエビがたくさん入っていて大満足でした。ただ残念だったことはビール用のカップがふにゃふにゃのプラスチック製だったことです。胃袋に入れば同じでしょうが、やはり口当たりで風味が微妙に違いますからね?。



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(2009/08/04(火) 23:59)

 世界遺産都市で味わう焼きたてパンの味は…
panaderia

 今朝は近所のパン屋に買い物に行きました。

いつもは前の日に朝食用のパンを買っておくのですが、うっかり忘れていたのです。それでまだ気温が上がらないうちから重ね着をして買い物に出かけたのです。街はまだ歩く人も少なく、ほとんどの店も閉まっていましたので心配になりましたが、さすがにパン屋だけは盛業中でした。

まだセントロのパン屋はセルフ式では無く、店員さんに欲しいものを指差して買わなくてはいけませんでした。料金の表示も無いのでいちいち値段を聞くのが面倒でしたが、12センタボのゴマ付きと10センタボの形が違うパンを2個買って32センタボ払いました。焼きたてでしたから宿に戻る途中にガマンできなくて2個も食べてしまいました。約30円で朝からちょっと幸せな気分になれました。(笑)



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 朝食後に他の旅行者と近くの病院に行きました。

黄熱病の予防注射が無料の病院があるという情報がありましたので、感染地帯に行く予定は無かったのですが注射しておいてもらうことにしたのです。黄熱病の予防注射の有効期限は10年もありますので、それまでに感染エリアを旅行することはありそうですし、中南米の国境の腐った役人の中には「黄熱病の予防注射の証明書は?」と本来は不必要な書類を要求して、持ってないというと賄賂を要求する輩もいるということですから予防にもなるのです。

これが予防注射の国際証明書ですが、これを書いてもらうのに10ドルが必要でした。つまり厳密には無料ではなく約950円の書類代が必要だったのですが、日本で注射してもらうと10倍くらいかかるみたいですから甘受すべきでしょう。ちなみに黄熱病の注射器は国際機関の援助のようで、ドイツの製薬会社の使い捨てタイプのものでした。いくら南米で無料とはいえ、注射器を使い回すような時代では無いようです。



shiroitoumorokoshi

 それからヤボ用で新市街方面に行きました。

外資系のビルが建ち並ぶ中で昔ながらの低層の市場が生き残っていたので冷やかしてみたのですが、赤道に近くて高低差がある土地柄ですからバラエティがあって楽しむことができました。ドル表示ですから値段はメキシコに比べて安いという感じはしませんでした。中には安いものもあるのでしょうが、もうすぐ出発ですから買い物もできないために細かな値段の確認はしませんでした。

この白いトウモロコシはチョクロというらしいのですが、このあたりの名物なのです。今回はまだ試していないのですが、長距離バスで移動する時の休憩タイムにでも買ってみようと考えています。値段は50センタボ?1ドルくらいしちゃうと思うのですが、他では食べることができないのでたまには良いでしょう。



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 昼食は久しぶりに日本食にしてみました。

まだ日本を出て1ヶ月弱ですし、あちこちで和食風のものは食べているのですが、これから先はあまり期待できませんし、評判もまあまあでしたので新しくオープンしたばかりの店を試してみることにしたのです。お昼は丼ものが売り物のようでしたが、10種類ほどの中から無難なカツ丼を選択しました。

味噌汁がちょっと残念な味でしたし、カツ丼が運ばれてくるまで時間がかかり過ぎて冷めてしまったのがマイナスポイントでしたが、フードコートの値段がアメリカ並みのキトで5ドル以下でこのクオリティのものがちゃんとしたテーブルクロスがかかった店で楽しめることは悪くないと思います。 



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 夕方に街外れのさびれた店で髪を切りました。

先日の午後に郊外のモールに行った帰りに1ドルの看板が見えたので、下界に降りる前に切っておくことにしたのです。セントロの最低価格は1.50ドルだと思うのですが、人通りが少ないサミシイ場所でしたので値下げしたのでしょう。まず値段を確認してから椅子に座ったら、かなり無愛想なお姉さんから「どうしますか??」と聞かれたのですが、好みを説明できるほどの語学力はありませんでしたから、英語とジェスチャーでお任せするよと伝えました。

黙って頷いたお姉さんはバリカンを取り出していきなりカットしだしましたので、ちょっとビックリしたのですが、予想以上に手際が良くて5分ほどで仕上げてくれました。いつものように手鏡を貸してもらって後頭部をチェックして、「ムイ・ビエン」と褒めてあげたのですが無愛想のままでした。いつもなら記念にデジカメで撮影するのですが、それをお願いできない雰囲気でしたので1ドル払って店を出ました。お姉さんはお金を受け取る時さえも無愛想でした。店が流行らない理由はロケーションだけじゃないんじゃないかなと思いましたよ。(笑)



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(2009/08/03(月) 23:59)

 世界遺産都市キトの日曜の街の様子は…
quitodomingo

 日曜のキトも抜けるような青空に恵まれました。

そろそろ下界に降りる時期が近づいてきましたから、パジャマ代わりに使っているスウェットの上下などを洗濯しました。ある程度気温が上がってからヌルいシャワーを浴びて、ネットに接続するためにいつもの広場に向かったのですが、今日は日曜でしたから教会の前で宗教絡みの寸劇が行われていました。

エクアドルも文盲の人が多いみたいですから、数人のボランティアたちが聖書の内容をわかりやすいように演じて伝えているようでした。テントの中で早着替えして様々な役を演じているようでしたが、私は言葉がわからないのでギャグを笑うことができませんでしたし、紫外線も強過ぎる感じでしたのですぐに立ち去ったのですが、娯楽が少ないのか地元の人たちは熱心に観ていました。



gyokumenkanlunch

 意外に早くリベンジのチャンスがやってきました。

先日のランチに食べた残念な中華料理のことを旅行者に話したら、「歩いて行ける距離じゃないけど往復50センタボの交通費を払っても行く価値がある店」の情報を教えていただいたのです。セントロから5ブロックほど坂を降りた所にあるメトロバスのステーションから2号線で7つ目くらいの駅前にその店はあったのですが、店構えはかなり貧弱でしたから「大丈夫かな?」と少し心配になりました。

先日の店の4?5倍のメニューがあったのですが、二人で2,50ドルのマーボー豆腐をシェアして、それぞれに2,50ドルのスープと点心とコーラのセットを頼むことにしました。またマーボー豆腐が辛いという噂でしたので60センタボのご飯も注文しました。マーボー豆腐は量がたっぷりでしたが、この他にシュウマイなどが運ばれてくるとしても少しサミシイ感じですので2ドルの青菜炒めでも頼もうかと悩みましたが、店内が混んできたので止めておきました。マーボー豆腐をほぼ食べ終えた頃に運ばれてきたシュウマイ10個、おやき風の大きなニラ饅頭2個をシェアしていただいたのですが、こちらもボリュームがあってお腹がいっぱいになってしまいました。青菜炒めは頼まなくて正解でしたよ。



eljardan

 食後に「庭」という意味のモールへ行ってみました。

デパートとスーパーによるありきたりな中規模の3層構造の2核モールでしたが、「el jardan」と名付けられたのは広大な公園に面していて借景を楽しめるからだったのでしょう。このモールの3階部分はすべてフードコートという大胆な構成だったのですが、その中の高級路線の店は公園側がガラス張りになっていて良い雰囲気の中で食事を楽しむことができるようでした。

このモールは2系列のメトロバスの駅から歩いて行ける場所にありましたし、地下には駐車場もありましたから便利そうでした。特にSUPERMAXIでカートで山ほど買い物をしたとしても、店員さんが駐車場まで運んでくれるみたいでしたし。その場合でも人件費は安そうですから、チップは50センタボでも充分なのでしょう。



mazdaevent

 そこから1号線で南のモールへとハシゴしました。

北が高級路線であるのに対して南側は大衆的だという基礎認識はあったのですが、私の予想を超えたものがありました。終点のメトロバス乗り場の目の前に「RECREO」と言う低層の巨大なモールがあったのですが、日曜でしたから正面で自動車関連のイベントをやっていました。昼よりも夜の街が似合いそうな3人組が歌やダンスを披露していたのですが、これが自動車の売り上げ増に繋がるのかと少しばかり疑問でした。

外のイベントも盛り上がっていたのですが、モールの中もスゴいことになっていました。内容的にはたいしたことが無いのですが、映画館には長蛇の列ができていましたし、3つもあるフードコートも大賑わいだったのです。久しぶりに大衆パワーが爆発した商業施設を見た感じがしたのですが、ショッピングバッグを持ってる人は少なめでしたので、日曜の教会の前後に遊びに来ているだけという家族が多いのでしょう。「週に一度の外食を楽しむという需要に応えるためにフードコートが3つもあったのかな…?」とぼんやりと考えながら帰途についていたら、先ほどの3人組はまだ元気に踊っていました。それだけカロリーを消費して、この体型を維持できるのが不思議でしたが…(笑)



bananauriba

 これが本場のエクアドルバナナです。

赤道直下で晴天の日が多いためか、バナナの生育のための条件が満たされていて数も種類も豊富なのですが、日本では見かけることが無い調理用のバナナなんてのも並んでいるのです。普通に食べるものがバナナで、調理用のものは用途に応じて別の名前で売られてるようでした。

調理用バナナは煮込みやフライ、ソテーなどいろんな使い道があるようですが、まだ今回の旅行では試していません。バスで陸路を移動する時にイヤでも遭遇することになるはずですから、その時で良いと考えています。ちなみに以前に試した調理用バナナの味は淡白で、食べた感じはバナナというよりイモに近い感じでした。



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(2009/08/02(日) 23:59)

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