新タイトル模索中…(新・北海道田園生活)
   新宿から移り住んだ札幌近郊での様々な出来事のブログの続編だったのですが、それも2007年10月に引き上げたので4年で終わりとなりました。次の住処が決まるまでタイトルも決められない「流浪のブログ」となります。
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ワケあって2007年秋まで北海道でのんびりと暮らすことになりました。客観的に見た北海道の話題と、家庭菜園や料理などの個人的な興味、さらにテレビやネットについて気になってることなどをテキトーにアップして

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 断水していたので初めて正式に行ってみた避難所で考えたことは…


 昨晩は爆音と激震で叩き起こされました。

各局のニュース特番でしつこいくらいに報じていましたので説明不要でしょうが、私は生まれて初めて被災者になったのです。昨晩まではライフラインはすべて生きていたのですが、今回はすべて失われましたのでシリアスでした。電気だけは30分ほどで回復してくれたので助かりましたが。

1時間後に巡回してきた警察官が近くの小学校への避難を促しましたが、怯えてる老猫を置いては行けないので「用事を済ませて、後から行きますよ」と返事しておきました。猫を膝に乗せて朝までテレビで被災現場の様子を見ていたのですが、断水していましたので小学校に行ってみることに。体育館に多くの人が集まっていましたが、定員オーバーといった感じで劣悪な環境でした。

ボランティアと思える学生さんたちは炊き出しの準備など頑張っていらっしゃるようでしたが、指揮系統が上手くいっていないみたいでした。ソフトバンクの制服を着た人が携帯の無料充電の準備をされていましたので「Wi-Fiは?」と訊いてみたのですが、充電だけという話でした。民間企業に多くを求めるわけじゃないのですが、港区の4億円の豪邸に住んでるとの噂の会長に「ケチ!」と伝えておいてと言うのをグッとガマンしました。






 体育館の入口でこんなタオルを見かけました。

急に体育館が避難所として決まったのでマットを準備できなかったのかもですが、使い古したくまモンのタオルを置いたりするのが熊本ならではのことでしょう。被災避難者の皆さんに踏まれてボロボロでしたが、2度の大地震に疲れ果てた皆さんの気持ちを少しだけ和ませる効果はあったかもしれません。明日にはトイレの掃除にでも使われて捨てられるのでしょうが。(笑)






 小学校の体育館ももちろん断水していました。

ヨーロッパの難民収容施設もそうでしょうが、急に大勢が集まって生活すると混雑するのはトイレですが、水が出ないととんでもないことになります。日本の小学校の校庭の裏に穴を掘って汚物を埋めるというのも無理がありますので雨水を貯めておいて流すべきでしょうが、熊本市内でそんな大震災を想定した設備を持った校舎はわずかでしょう。ここでは川からポンプアップした水をリヤカーで運んでいましたが、なかなか手間がかかる作業ですのでお気の毒です。






 道路がガラガラでしたので熊本城に行ってみました。

昨晩から何度も報道されている「熊本地震」の被災現場のひとつとして熊本城の石垣の崩壊の様子は掃除が終わってからでもチェックすればいいかなと考えていたのですが、街に人が少ない今日なら路上駐車も楽にできそうだと思えましたので。400年の歴史がある「武者返し」と言われる石垣が無残にも崩落していたのですが、こうやって真下の神社を押しつぶしている現場を目の当たりにすると、電動工具や重機が無い時代に築城した人たちの苦労が偲ばれます。






 これは県立美術館の前の石垣崩落の現場です。

ここで何度か花見したことがありますし、酔っ払いがふざけて途中まで登ってるのを見かけたこともあります。その時は「こんな堅牢な石垣を壊すことは不可能だな…」と思ったことがありますが、大自然の威力は凄まじいですよね。この現場から徒歩1分の距離のNHKでは世襲総理たちに配慮して「地震が多発する中でも川内原発は問題なく稼動中…」と繰り返していましたが、地震国の日本ではどんなに安全と言い張っても無理があるでしょう。地震で被災した上に放射能で汚染されてしまったフクシマの愚行を繰り返してはいけません。






 今日は熊本の老舗百貨店も休みでした。

死者が出るほどの大地震でしたので、百貨店でも商品やディスプレイが散乱して片付けるのに数日を要するのでしょう。また断水しているのでトイレも流すことができませんし。高級ブランドや宝飾品などを販売していて、一昔前の中国のニーハオトイレみたいにてんこ盛り状態だったりしたら台無しですから仕方ないですよね。ちなみにこの百貨店の前には木製のベンチがあるのですが、白川や坪井川で暮らしていそうなおじさまたちが寝そべってまどろんでいました。今日は文句を言う人が誰もいませんので安眠できると集まったのでしょう。






 ここは熊本でいちばん活気があるアーケードです。

福岡にパルコが進出する前は「熊本にはパルコがあるし、アーケードも博多より広い」と自慢したりしていたみたいですが、郊外の新しいショッピングモールに押されて魅力が低下していても、このパルコ前の商業地の地価は熊本でいちばん高いようです。つい最近までアーケードの中央に雛人形が飾られて華やかな雰囲気だったのですが、今日はほとんどの店が閉まっていて地震で剥落した外装のタイルなどを回収する作業車がひっそりと走っていました。






 今日は路面電車は1台も動いていませんでした。

地震による被害が無かったと思える公共交通機関は大晦日の夜の山手線のように1時間に1~2本くらい運行してるんじゃないかと思っていたのですが、間引き運転してるバスに任せたようでした。まあ熊本市電は170円に値上げしても慢性的な赤字体質でしょうから、通勤や通学客が極端に少なければ運行すべきじゃないのでしょう。

電車がやって来ないのが明白でしたから、今日は線路上で安心して熊本城の天守閣を撮影することができました。瓦やシャチホコが落下して貧相でしたが、これを機にコンクリート製の建物をぶっ壊して木造で建て直すべきでしょう。まあ名古屋のように企業や市民から寄付を集めるのは難しいので無理があるのでしょうが…






 「桜の馬場」から飯田丸五階櫓を撮影しておきました。

土台の石垣の大部分が崩落していて危機的な状況なのですが、大型クレーンで吊って安定させることも難しそうなので見納めかもしれません。市民会館から二の丸広場へ抜ける道路はひび割れがあって車両は通行止めになっていましたが、許可を受けた報道関係者以外は立ち入り禁止になっていましたので最短の場所までは辿り着けませんでした。

ですから「桜の馬場」の前庭の櫓にいちばん近い場所から撮影しておいたのですが、この報道カメラマンたちは決定的な崩落の瞬間を狙い続けるのでしょう。心ある熊本県民は「ニセモノの天守閣なんてどうでもいいけど400年の歴史がある櫓は何とか持ちこたえてほしい…」と願っているかもですが、カメラマンは「早く帰りたいから余震で崩れてくんねぇかな…」と思っていたかもですね。(笑)






 観光地の「桜の馬場」は当然ながら無人でした。

花見の時期は女子トイレに行列ができるほど賑やかでしたが、今日は開業してからの数年の歴史でいちばん静かな1日なのかもしれません。ここの観光案内所と公衆トイレくらいはオープンしておいて運悪くこの時期に熊本に来ちゃった観光客の問い合わせに応じたりすべきじゃないかと思いましたが。私が撮影を終えた時に大きな荷物を持った2人の旅行者を見かけましたが、シリアスな感じじゃ無かったので声はかけませんでした。途方にくれてるような様子だったら駅や避難所などまで送っていってあげても良かったのですが。






 地元の新聞社は号外を発行していました。

稼ぎ時の大型連休を前にして国道57号線から高森方面に抜ける阿蘇大橋が落ちてしまったのが熊本県にとっては大ニュースだったようですが、アパートの1階部分がつぶれて将来がある東海大の学生さんが亡くなったこともショッキングな出来事でしょう。まあ内陸の熊本県では津波被害は皆無でしたし、県内に原発も無いので汚染されるリスクもありませんが。

今晩から雨と強風という天気予報でしたが、土壌が水分を含んでしまうと余震でさえ大きな被害を与えるかもしれません。まあ一昨日は27度と夏日になりましたし、これから暖かくなる季節ですので山間地であっても問題ではないでしょうが。まだ数名の行方不明者はいるようですから今回の地震での死者数はもう少し増えそうですが、神戸や東北に較べたら段違いに少ないはずです。不幸中の幸いと前向きに捕らえて復興に励むべきじゃないかと思います。関東や東海で似た規模の地震が起きれば被害は数倍になるはずですので…





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(2016/04/16(土) 23:59)

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